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派生 No.34 死刑台のメロディ 

 僕はイタリア映画音楽が大好きである。
 その起源は隣家の方がレコードから吹き込んでくれたマカロニ・ウエスタン映画の音楽集を収めたカセット・テープです。来る日も来る日も未だ観ぬ作品群の音楽を飽きもせず聴いていた。
 
 映画音楽=マカロニ・ウエスタン映画音楽だった僕に変化が訪れたのは高校生のときだ。
 その頃の僕は洋楽に夢中で、なかでもボブ・ディランがお気に入りだった。
 B.ディランがまだ“フォークの貴公子”、“時代の代弁者”と呼ばれ、プロテスト・ソングを歌っていた時代の音楽上のパートナーとも言える女性がいた。
 ジョーン・バエズ.....自由と平和を訴え続ける“フォークの女神”である。

 何気にレコード屋の彼女のコーナーを見たときに目に留まったレコードがある。

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 ▲ 『死刑台のメロディー』から「勝利への讃歌」国内盤EP

 お! 映画音楽だわな!
 思わず買ってしまった.....そして聴いた.....優しくも力強い歌に衝撃が走る。

 レコードのジャケットにはもう一人の名が記される。
 エンニオ・モリコーネだ。
 あちゃ~っ、『続・夕陽のガンマン』のE.モリコーネ先生ではないか。マカロニ・ウエスタン音楽以外にも素敵な曲を書いていたんだ。こりゃぁ、無視できんぞー!このところ洋楽に浮気していたけど、ここでイタリア映画音楽も勉強せねばならん。
 再び映画音楽の知識の向上を図るべく、級友の家が経営する喫茶店に籠って、音楽好きの友人とラジオや雑誌を乱聴/乱読し勉学に勤しむ。
 そして学業の方はさらなる下降線を描き、両親をがっかりさせた。

 拙ブログの前回の記事はジャン・マリア・ヴォロンテ(Gian Maria Volontè)と言う名優さんだった。
 その彼が1971年に出演/主演を務めた映画が『死刑台のメロディ』です。

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 上記の画像は『ENNIO MORRICONE COMPOSED BOX』と言う4枚組の箱物DVDです(日本国内版)。
 映画が3作品(死刑台のメロディ、シシリアの恋人、鉄人長官)とモリコーネの長編ドキュメンタリーの1枚物の構成となっております。SPOさんはホント、良い仕事をされますね。

 『死刑台のメロディ』 (Sacco E Vanzetti 1971・伊/仏)

 1920年にアメリカで実際に起った“サッコとバンゼッティ事件”の人種的・思想的偏見に満ちた裁判を忠実に映画化した作品。監督は『明日よさらば』のジュリアーノ・モンタルド、脚本はそのジュリアーノ・モンタルドとファブリツィオ・オノフリ、スコアはエンニオ・モリコーネが書いている。

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 主演は『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』でお馴染みのジャン・マリア・ヴォロンテ。僕らマカロニ西部劇FANには説明不要の役者さんですね。もう一方、サッコ役を演じたのがリカルド・クッチョーラと言う俳優です。この方はマカロニ・ウエスタン映画への出演はありませんが、イタリアを代表する俳優の一人とも言えましょうか。作品的には『あゝ情熱』や『ボルサリーノ2』、『ラスト・コンサート』などが知られるか。

 1920年5月5日、サッコとバンゼッティが走る市電のなかで突然逮捕された。2人は運悪くともに護身用のピストルを携帯、警察は2人がイタリア人だと知ると即座に逮捕した。しかも署長の頭には4月15日に発生した製靴会社での現金強盗殺人事件が閃いた。留置場にほうりこまれた2人はさっそく事件の目撃者、証人たちの前に立たされ、釈明する機会も与えられず殺人犯人として起訴された。そして裁判が始まる。次々と立つ証人たちの偽証によって、真実は次第に審理の外に押しのけられていく。この裁判の不正を訴えるも、検事側は本音を暴露する。事件の真疑など問題ではなく、2人がイタリア人であり、民主主義について何も知らず、言葉もろくに知らない、自由社会にもっとも危険な野蛮人であるのが問題であり、この裁判の本質が人種蔑視に根ざしていることを吐露する。不正な証拠の改ざんと隠滅、盛り上がる抗議デモ、高まる減刑嘆願の声が司法に響くも、1927年8月22日夜、サッコとバンゼッティは電気椅子に縛られた。

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 ▲ Gian Maria Volonte

 G.M.ヴァロンテの役どころは冤罪事件で死刑となるバルトロメオ・ヴァンゼッティ(Bartolomeo Vanzetti)を演じました。マカロニ・ウエスタン映画では悪役/ヒール役でしたが、この作品では全く異なる人物設定です。
 そして逮捕後も己の信念に基づき堂々と不当性を訴え、さらには平和/非暴力を唱える。
 彼の政治信条と重なる部分があるのか、観る者に感銘を与える演技力ではないか。

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 ▲ Riccardo Cucciolla

 死刑執行の50年後にあたる1977年7月19日、マサチューセッツ州知事のマイケル・デュカキスは、この裁判は偏見と敵意に基づいた誤りであるとして二人の無実を公表、処刑日にあたる8月23日を「サッコとヴァンゼッティの日」と宣言した。
 なお司法側は冤罪だったとは認めていないようです。 

 この作品を初めて観たのは今から25,6年前になろうか。
 そのときは20代半ばと言う若さもあってか、こうした内容の作品が僕にはピンと来ませんでした。ただレコードで聴いてきたジョーン・バエズの歌声だけが耳に残ると言う感じでした。その後、30代も終わりの頃だったか、中古のビデオを購入して鑑賞しまして、「あー、こんなにも考えさせられる作品だったのか」と言うことを知りました。
 映画の内容が面白いとか、楽しいとか、そうした感想とは別の問題だと思います。
 国家による犯罪、司法による犯罪、現実として起こり得ることなんですよね。これは冤罪事件であって、司法の犯罪ではないと言う声もありますが、あの偏見に満ちた裁判シーンを見るととてもではないが司法の側に立つことはできません。
 時折、挟まれるモノクロのシーンは当時の映像か。
 世界各国の政府関係者からの請願、民衆による抗議行動の広がり。それでも刑を執行する理由は国家の体面でしかない。それは二人の人命よりも重いのだろうか。

 国家の不利益になる思想信条の持ち主は.....そんな時代だけは繰り返してはならない。

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category: Non Spaghetti Western 【35】

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男優 98 Gian Maria Volontè 

 1933年4月9日 イタリア/ロンバルディア州ミラノ出身 - 1994年12月6日

 日本版Wikipediaには“イタリアを代表する世界的な名優として知られた”と記される。
 それはとりもなおさず【取りも直さず】、マカロニ・ウエスタン映画のお蔭なんですよと声を大にして叫びたい気持ちが僕にはある(Wikipediaだって、そのように書いてますよ)。
 いやいや、僕だけであるまい。
 マカロニ・ウエスタン映画を愛する人たちの共通の想いだったりして.....。
 勿論、ジャン・マリア・ヴォロンテの俳優としての力量も大きな理由であるのは疑うべくもない。

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 写真左から、
 『荒野の用心棒』国内盤EP (Per Un Pugno Di Dollari 1964・伊/西/独)
 『夕陽のガンマン』国内盤EP (Per Qualche Dollaro In Più 1965・伊/西/独)

 上記の画像の2作品はマカロニ・ウエスタン映画の傑作であり、世界に“イタリア産西部劇”の存在を知らしめた伝説とも言える作品/映画である。
 僕らマカロニ西部劇信者にはバイブル(聖書)と言っても過言ではない。
 この2つの作品でG.M.ヴァロンテは悪玉の主役を演じて退けた。

 それが冒頭にも記したWikipediaの一文にも繋がる。

 “1964年にセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウェスタン『荒野の用心棒』で悪役であるラモン・ロホを演じた。翌1965年の『夕陽のガンマン』では麻薬中毒のギャングの頭目エル・インディオを演じ、この2作の成功でヴォロンテは一躍スター俳優にのし上がる。これ以降国内外の多くの映画に出演、イタリアを代表する俳優として世界的な知名度を得る”

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 ▲ 『荒野の用心棒』より

 ジャン・マリア・ヴォロンテ(Gian Maria Volontè)。
 イタリアを代表する俳優だけに先のイタリア版Wikipediaには彼の軌跡が詳しく記される。また公式のウェブサイトもありますのでご参照ください。

 G.M.ヴァロンテ公式サイト

 IMDbサイトでは1959年のTV作品『Fedra』から足跡を記している。
 そのTV作品はこの後も4本程続き、銀幕上での始まりは1960年の『全艦船を撃沈せよ』と言う作品を第1作目としています。イタリア/アメリカによる合作映画で内容的には戦争物のようだ。当時は日本でも劇場公開がされたとありますので、この作品でG.M.ヴァロンテに出会ったと言う映画FANもいるでしょう。

 俳優としての道を歩み始めたG.M.ヴァロンテは作品にも恵まれ、順調に経験を積んでいったようです。

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 左から(ネット上から)、
 『全艦船を撃沈せよ』Poster (Sotto Dieci Bandiere 1960・伊/米)
 『鞄を持った女』Poster (La Ragazza Con La Valigia 1961・伊/仏)
 『祖国は誰のものぞ』Poster (Le Quattro Giornate Di Napoli 1962・伊)

 上記の3作品は全て日本での劇場公開作品です。
 この“日本劇場公開作品”.....その作品が本邦での公開か、否かの差は大きいですね。その違いによって作品や俳優さんへの親近感/親しみの温度差に違いが表れます。

 G.M.ヴァロンテの演技はこうした作品を通して磨きが掛かったのは間違いないでしょう。

 1964年、ついにマカロニ・ウエスタン映画の名作『荒野の用心棒』に呼ばれます。
 それも悪玉の主人公として声が掛かるのですから、この頃には既にイタリア映画界で彼の名声は固まっていたことと思われます(まだマカロニ・ウエスタンの大量生産が始まってませんからね)。

 名無しの男(C.イーストウッド)が訪れた町は2つの悪党勢力が二分し対立する町でした。
 その片側の勢力の重要人物がG.M.ヴァロンテであり、父子ある女性を強引に自分の“もの”としていました。
 名無しの男は2つの組織の間を立ち回り、この悪党勢力を壊滅しようと画策する。
 ↓
 日本映画の名作であり、巨匠黒沢明監督の『用心棒』の盗作ではありましたが、当時の西部劇の価値観を大きく変えたと言われるこの作品によって、こののちイタリア産西部劇は世界を席巻します。
 
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 ▲ 『荒野の用心棒』Poster (Per Un Pugno Di Dollari 1964・伊/西/独)

 ↑ なんて素敵な構図なんだろう。
 勿論、当時の映画ポスターではありませんよ。僕が所持するのは複製品です。

 翌年、同じくセルジオ・レオーネ監督による『夕陽のガンマン』でまたもや悪玉の主人公を演じ、冒頭にも言いましたが世界的な名声を得るに至りました。

 一方で、その演技力はマカロニ・ウエスタン映画に留まらず、様々な作品で活躍を魅せていく。

 1966年 『目をさまして殺せ』 (Svegliati E Uccidi 伊/仏)
 1967年 『悪い奴ほど手が白い』 (A Ciascuno Il Suo 伊)
 1968年 『枯葉の街』 (Summit 伊)
 1968年 『ミラノの銀行強盗』 (Banditi A Milano 伊)
 1969年 『蠍座の星の下で』 (Sotto Il Segno Dello Scorpione 伊)
 1969年 『山いぬ』 (L'amante Di Gramigna 伊/勃)

 そして、1971年にはアメリカ裁判史上最大の汚点といわれた“サッコとバンゼッティ事件”を、正面から描いた史実的社会派作品『死刑台のメロディ』に主演として出演します。

 決して作品の数は多くはありませんが(IMDbサイトでは映画/TV作品に65本)、銀幕上で魅せる演技力は素晴らしいものがあると批評家の声も高いようです。
 その指針の一つがいろいろな意見があるも、やっぱり賞になるんでしょうね。
 イタリアのアカデミー賞とも呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の主演男優賞(1970年、1990年)、カンヌ国際映画祭男優賞(1983年)、ベルリン国際映画祭銀熊賞(1987年)など多くの映画賞を受賞した。1991年にはその生涯における業績を表彰して、ヴェネツィア国際映画祭栄誉金獅子賞が贈られています(Wikipedia)。

 一方で政治活動にも熱心であったようで、進歩主義的な思想でも知られイタリア共産党と深い関わりがあったとも言われています。
 それと.....気難しい性格だったとも.....。
 クラウス・キンスキーほどではないにしても、しばし撮影所の問題児であったと何かの資料で読んだ記憶があります。殊に『血斗のジャンゴ』でのトーマス・ミリアンとの確執は有名だとか.....。『ミラノの銀行強盗』の撮影時には一緒に“撮る”と言う行為は避けたとも伝えられる。なら共演させんばいいのに.....。

 僕は俳優さんは別世界の人と思っています。
 だから聖人君子よりも様々な逸話や伝説/ご乱交が伝えられる俳優さんの方が面白いし、人間味臭さが感じられて好きなんですよね。

 そんな真の役者G.M.ヴァロンテの出演作品をお馴染みの映像媒体と音盤でピックアップです。
 まだまだ日本では映像媒体のリリースがされていない作品が多いのも事実です。

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 左から、
 『東風』DVD (Le Vent D'est 1970・伊/仏/独)
 『仁義』DVD (Le Cercle Rouge 1970・仏/伊)
 『死刑台のメロディ』DVD (Sacco E Vanzetti 1971・伊/仏)

 『東風』は“『勝手にしやがれ』のゴダール監督がフランスの5月革命の終結後、創造集団ジガ・ヴェルトフ集団の作品として製作し、実験的な試みがなされた前衛的作品。イタリア語でしゃべる騎兵隊の将官、彼に暴行されるインディアンの青年、インディアンの監察官、娼婦らが登場し、西部劇の設定を借りて階級闘争と民主主義の勝利が語られる”(allcinemaより)。G.M.ヴァロンテは主要人物の一人で軍服を着てライフルを持つ騎兵隊(?)の役どころを演じたり、普通のおっさんになったりで僕のような凡人には意味不明な作品です。一般的な映画とは異なる作品なんでしょうが、イタリア共産党の党員とも言われたG.M.ヴァロンテらしい作品と言われればそれまでか。映像媒体は手元にあるもののまともに最後まで観たことはありません。
 アラン・ドロンとイヴ・モンタンの2大スターの競演で知られる『仁義』は、“脱走犯、元警官ら4人の宝石店襲撃とその挫折を描くフィルム・ノワールの巨匠メルヴィルの大傑作の一つ。運命の輪につながれた5人の男たちの姿を当時のフランス映画最高のキャストで描く。特に元警官で射撃の名手を演じるモンタンが絶品。全編をつらぬくしぶいカラー処理の映像も美しい。まだ男のロマンという言葉がパロディでなかった時代の幸福を感じずにいられない名作”(allcinemaより)とある。G.M.ヴァロンテが扮するのは護送中に逃走した犯罪者。その逃走中に偶然に知りえた主人公(A.ドロン)との間に友情/ホモソーシャル (Homosocial)が成立し、宝石強盗を計画/実行すると言う設定だ。滅びの美学と一言で片づけては陳腐な感じがするかも知れないが、ある種の男の美学を感じずにはいられない。

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 ▲ 『仁義』より

 『死刑台のメロディ』は1920年のアメリカ合衆国マサチューセッツ州で実際にあったサッコとバンゼッティ事件を正面から描いた史実的社会派ドラマである。アメリカ史の汚点的冤罪事件として語られる事件を映画化、人種偏見と思想差別が渦巻く当時の世相の中、スケープゴートとして闇に葬られる二人の男の姿を力強く描き出した傑作との評価が高い作品だ。エンニオ・モリコーネの哀切に満ちたメロディと、ジョーン・バエズの唄う主題歌も素晴らしい。G.M.ヴァロンテは無実の罪で死刑を執行された主人公の一人バンゼッティ役を演じる。

 下には音盤によるG.M.ヴァロンテの出演作品を並べてみました。

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 左から、
 『目をさまして殺せ』CD (Svegliati E Uccidi 1966・伊/仏)
 『殺人捜査』CD (Indagine Su Un Cittadino Al Di Sopra Di Ogni Sospetto 1970・伊)
 『労働者階級は天国に入る』CD (La Classe Operaia Va In Paradiso 1971・伊)

 偶然にも選んだ3枚の円盤は全てエンニオ・モリコーネのスコアですね ♪ 
 『目をさまして殺せ』は実在したギャングの生涯を描いた社会派ドラマとでも言うべき作品なのか(未見)。この円盤のテーマ曲の唄物は秀逸で、イタリア映画音楽の唄物の魅力を感じずにはいられない。『殺人捜査』は権力の甘い罠をテーマにした社会派ドラマの傑作と言われている作品だが、これも未見。邦題(原題も似た感じ)からしてG.M.ヴァロンテが喜びそうな『労働者階級は天国に入る』も観たことがない作品です。この作品でもG.M.ヴァロンテの演技が光るなんて評を読んだだけに観てみたい作品の一つである。
 これら作品群の日本国内での映像媒体のリリースを願う。
 
 ジャン・マリア・ヴォロンテのマカロニ・ウエスタン作品は下の4作品でしょうか。
 決してマカロニ西部劇への出演本数は多くはありませんが、G.M.ヴァロンテは作品の質で勝負です。
 言わずもがな、マカロニFANには『荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン』が光るんでしょうね。それは僕とて同じことですが、僕は思い出の深さから言うと、断然『夕陽のガンマン』派なんですね。これまで何十回も観てきた作品ですが、ホントに飽きません。
 物語後半、オルゴールの音に耳を傾けながら過去の罪を回想する。やがて“インディオ”の呼び声で正気を取り戻すのか、最後の決闘のため立ち上がるG.M.ヴァロンテの姿が印象に残される。
 同じく後半と言うか、ラストでのG.M.ヴァロンテの名演が光る『群盗荒野を裂く』も大好きな作品だ。
 芽生えた友情と埋まらない価値観の違い。
 殺さなきゃならない.....何故.....Quien Sabe

 1994年12月6日にギリシアのフロリナで、映画の撮影中に心筋梗塞で死亡したと伝える。

 なお、弟のクラウディオ・カマソ(Claudio Camaso)も俳優として知られ、マカロニFANには『二匹の流れ星』などの作品で悪役を演じてきたことで有名ですね。


 ■ ジャン・マリア・ヴォロンテ in Macaroni Westerns ■

 Per Un Pugno Di Dollari 荒野の用心棒 1964

 Per Qualche Dollaro In Piu 夕陽のガンマン 1965

 El Chuncho, Quien Sabe? 群盗荒野を裂く 1966
 
 Faccia A Faccia 血斗のジャンゴ 1967


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 ▲ Per Un Pugno Di Dollari (Johnny Wels 名義)
  ■ 町を二分する勢力の片側の悪玉....ラストで主人公(C.イーストウッド)に斃される。

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 ▲ Per Qualche Dollaro In Piu
  ■ 凶悪な盗賊団の親玉.....主人公コンビ(C.イーストウッド、L.V.クリーフ)に斃される。

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 ▲ El Chuncho, Quien Sabe?
  ■ メキシコ革命の動乱期、ゲリラ(野盗)軍団の親玉.....。

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 ▲ Faccia A Faccia
  ■ 病気療養のため西部に来た大学教授.....次第に悪の性(さが)に目覚めるも最期は....。


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category: Gian Maria Volontè

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男優 97 Giampiero Albertini 

 1927年12月20日 イタリア/ロンバルディア州ムッジョ出身 - 1991年05月14日

 何を隠そう、小生は『刑事コロンボ』が大好きである。
 当然、全巻ビデオで揃えましたが、その後に“あの”ディアゴスティーニ商法に踊らされ『刑事コロンボ DVDコレクション』を集めました。そして、今度は『新・刑事コロンボ DVDコレクション』を先月から.....私メは懲りない男でして、そのうち朝起きたら枕元に結婚指輪が置かれてるなんてこともあり得ます。

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 『西部決闘史』と言うマカロニ・ウエスタンの傑作映画がある。
 この作品で悪玉を演じたのが、ジャンピエロ・アルベルティーニ(Giampiero Albertini)でした。
 今回、僕の拙ブログで紹介させていただく俳優さんですね。

 そのマカロニ西部劇と『刑事コロンボ』の繋がりって何ですか~?
 ともにイタリア.....コロンボ刑事はアメリカの警官/刑事ですが、ご先祖様はイタリアなんですよ。
 でも、それとジャンピエロ・アルベルティーニがどう結びつくの?
 その『刑事コロンボ』がイタリアでもTV放映されていて、ピーター・フォークの吹き替えをしていたのがジャンピエロ・アルベルティーニでした。日本で言うなら小池朝雄さんですね。

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 ▲ 『西部決闘史』より

 数年前になるんかな....僕がその記事(コロンボの吹き替え)を何かの雑誌で読んだとき、G.アルベルティーニの出演作品の中に『西部決闘史』があるもピンときませんでした。
 え? そんな役者いたっけ?
 そんな認識ですので僕のマカロニ大好き度も信用できません。
 急遽、G.アルベルティーニについて調べてみるも、彼のマカロニ・ウエスタン映画は少ない。そこで『アラン・ドロンのゾロ』もマカロニ西部劇としてオマケしましたが、それでも4作品になるでしょうか。

 IMDbサイトではその生涯の73本の映画/TV作品に足跡を伝えている。
 1962年のイタリア/フランス映画『La Marcia Su Roma』と言う作品を彼の第1作目に掲げているが、僕は未見なので内容自体は分かりません。同サイトではコメディと記す。

 1965年、日本でも劇場公開のされた『黄金の七人(Sette Uomini D'oro)』に出演、このイタリア映画の傑作では重要登場人物の一人として全編にわたって活躍する姿が見られます。
 その後も順調な俳優生活を歩んでいく。

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 写真左から、
 『黄金の七人』Poster (Sette Uomini D'oro 1965・伊/仏/西)
 『影なき追跡者』Poster (Tiffany Memorandum 1967・伊/仏)
 『南から来たスパイ』Poster (Italian Secret Service 1968・伊/仏)

 マカロニ・ウエスタン映画は1968年の『祈りの数分、死の一秒』が最初になると思いますが、残念ながらこの作品は日本では劇場公開がされていません。さらに日本での映像媒体のリリースもない。
 従ってG.アルベルティーニが颯爽と日本のマカロニ西部劇FANの前に姿を現すのは、1971年まで待たねばなりませんでした。

 それが、この作品ですね ↓

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 ▲ 『西部決闘史』映画パンフ (È Tornato Sabata…Hai Chiuso Un'altra Volta 1971・伊/仏/独)

 この傑作映画で主演のL.V.クリーフを相手に見事な悪役を演じます。
 
 G.アルベルティーニも映画作品の一つとしてマカロニ・ウエスタン映画に出演しただけであって、マカロニ西部劇専門(こう言う表現も可笑しいですが)ではありませんでした。
 先の『西部決闘史』の後もなかなかマカロニ西部劇への出演がなく、マイナーな作品とも言える『司祭として遣わされ、戻って来た.....副司祭』が1本あるのみでした。この作品もまた日本での劇場公開もなく、映像媒体のリリースもありません。
 では、代表作は何ですかと問われても僕には答えが見つからない。
 先の『黄金の七人』なんかは有名なんですが、他にもアラン・ドロン絡みの作品もありますし、他にも邦題の付く作品も結構あるんですよね。

 1972年 美女連続殺人魔 (Perché Quelle Strane Gocce Di Sangue Sul Corpo Di Jennifer?)
 1973年 陰謀と抗争の町・殺し屋 (Sette Ore Di Violenza Per Una Soluzione Imprevista)
 1974年 危険旅行 (Les Suspects)
 1975年 刑事マルク (Mark Il Poliziotto)
 1975年 フリック・ストーリー (Flic Story)
 1975年 アラン・ドロンのゾロ (Zorro)
 1976年 脱獄の報酬 (L'année Sainte)
 1976年 ザ・スター (A Matter Of Time)
 1977年 友よ静かに死ね (Le Gang)

 1970年代後半になるとTV作品への出演が目立ちます。
 イタリアのTVドラマは日本での放映はなかったでしょうから、全然知らない作品ばかりなのが辛い。

 ここで恒例の押し入れの中の段ボール箱を開けてみます。
 僕には宝の箱なんですが、“うちのカミさんがね.....これは我楽多(ガラクタ)だって言うんですよ”

 ↓ これのどこがガラクタじゃ~っ ヽ(o`Д´o)ノ

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 写真左から、
 『黄金の七人』DVD (Sette Uomini D'oro 1965・伊/仏/西)
 『フリック・ストーリー』DVD (Flic Story 1975・仏/伊)
 『友よ静かに死ね』DVD (Le Gang 1977・伊/仏)

 『黄金の七人』は“芸術映画とB級映画しか存在しないと思われていたイタリア映画にあって、燦然と光り輝く極上エンタテインメントの極致。泥棒映画というジャンルを語る上でも『トプカピ』、『ホット・ロック』と並んではずせない1本だ”と珍しく(?)allcinemaが褒め称えている。銀行が誇る最新式の大金庫に収められた大量の金の延べ棒。“教授”に率いられた6人の男と1人の女は綿密な計画と万全の装備、抜群のチームワークで白昼堂々、7トンもの黄金を盗み出すことに成功する。しかし、そこから彼らの騙し合いが始まった。6人を裏切る教授と、さらに教授を裏切る女。教授を追う6人。果たして黄金は誰の手に.....。お洒落なサウンドがいつまでも心地よく耳に残るし、何よりも構えることなく気楽に観られるのが良いですね。

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 ▲ 『黄金の七人』より

 G.アルベルティーニはポルトガル人と言う設定だ。チームのリーダーであり、頭脳である教授(P.ルロワ)が選んだ6人の一人となる。泥棒働き(銀行強盗)では地下ではなく、地上班として任務の遂行に当たる。アップ画像は偽りの電話工事係に扮して銀行内に入る場面ですな。

 アラン・ドロン主演、共演に『殺しが静かにやって来る』のジャン・ルイ・トランティニャンと言うだけで興味津々の『フリック・ストーリー』は、36件の殺人を犯し、フランス犯罪史上、最も兇悪なギャングといわれるエミール・ビュイッシュを追う敏腕刑事ロジェ・ボルニッシュの活躍を描く実話の映画化だ(Movie Walkerより)。個人的にはこうした系統の作品が好きなので僕的には満足するし、やっぱりJ.L.トランティニャンは渋い。そのJ.L.トランティニャン扮する凶悪犯を匿う役どころでG.アルベルティーニが物語中盤で姿を見せます。
 同じくアラン・ドロン主演の『友よ静かに死ね』は“第二次大戦直後のパリを舞台に、実在したギャングたちの犯行を描いた作品。A・ドロンが、珍しく二枚目半のギャングに扮し、髪もカーリー・ヘアに変えて奮戦したものの、さほど充実した仕上がりにはならなかった”とallcinemaの寸評はちょっと厳しい。明るさとちょっとドジなギャング集団は、仲間を思いやる気持ちも人一倍だ。そして陰湿さや残虐性も感じさせない演出がピカレスク・ロマンとも言える作品に仕上げたのかも知れない。G.アルベルティーニは主人公(A.ドロン)の育ての親なんでしょうね。決して台詞は多くありませんが、その育ての息子の悲劇的な最期を静かに見守る姿が印象的でした。
 
 下の画像は音盤から選んだG.アルベルティーニの出演作品となります。

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 写真左から、
 『続・黄金の七人/レインボー作戦』CD (Il Grande Colpo Dei Sette Uomini D'oro 1966・西/伊/仏)
 『ケマダの戦い』CD (Queimada 1969・伊/仏)
 『刑事マルク』CD (Mark Il Poliziotto 1975・伊)

 『刑事マルク』以外の2作品はDVD、ビデオと映像媒体が日本でもリリースされている。
 未見となるのはその『刑事マルク』.....スコアは僕の大好きなステルヴィオ・チプリアーニです。
 前作に続いてアルマンド・トロヴァヨーリがスコアを手掛けたのが、『続・黄金の七人/レインボー作戦』。相変わらずお洒落な雰囲気を感じさせまして、このシリーズの音盤は今でもよく聴きますね。
 巨匠エンニオ・モリコーネのスコア『ケマダの戦い』は数あるモリコーネの円盤の中でも好きな一枚です。
 この先生の才能にはただただ敬服するのみです。

 ジャンピエロ・アルベルティーニのマカロニ・ウエスタン作品を下に並べてみました。
 3作品では寂しいので、『アラン・ドロンのゾロ』も仲間に加えて4作品になりましたが、この中で『司祭として遣わされ、戻って来た.....副司祭』は未見です。多分、海外でもDVD化されていないのでは。
 代表作はやはり『西部決闘史』になるんでしょう。
 もっとも4作品しかないので代表作と呼ぶのも変かも知れませんが、数あるマカロニ・ウエスタン映画の中でもサバタ三部作は傑作になるでしょうから、その作品の一つで悪玉の主役を演じた強みと言うことでご理解を。
 『アラン・ドロンのゾロ』も有名な作品ですし、日本での劇場公開、TVでの何度か放映、国内盤EPの発売やらでマカロニ西部劇FAN以外の方にもご縁がある作品ですね。正直に克服すると、僕は『西部決闘史』よりも想い出の深さでは『アラン・ドロンのゾロ』の方があるんです。アラン・ドロンと言う今世紀を代表する二枚目俳優は『太陽がいっぱい』を観て以来、僕の気になる役者さんの一人でもありまして、高校生の頃は雑誌『スクリーン』や『ロードショー』の切り抜きなんかを集めておりました。
 

 ■ ジャンピエロ・アルベルティーニ  in Macaroni Westerns ■

 Un Minuto Per Pregare, Un Istante Per Morire 祈りの数分、死の一秒 1968

 È Tornato Sabata…Hai Chiuso Un'altra Volta 西部決闘史 1971

 Partirono Preti, Tornarono...Curati 司祭として遣わされ、戻って来た.....副司祭 1973

 Zoro アラン・ドロンのゾロ 1975


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 ▲ Un Minuto Per Pregare, Un Istante Per Morire
  ■ 主人公(A.コード)の旅のパートナーだったが映画の序盤で別れる。

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 ▲ È Tornato Sabata…Hai Chiuso Un'altra Volta
  ■ 金貨をニセ札に代えて懐を増やす悪玉の主役.....ラストでサバタ(L.V.クリーフ)に斃される。

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 ▲ Zoro
  ■ 圧政による恐怖で支配された町の修道僧.....ゾロ(A.ドロン)に助けられる。

 
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category: Giampiero Albertini

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休憩Vol.9 贈り物 

 明日(6/3)は小生の51歳の誕生日。

 特に嬉しくもなく、既に諦めたのか悲しくもない。
 ついでに言うと祝い事などする気もなし。

 プレゼントなどいらないと言っているのに、本日イタリアより贈り物が到着 O(≧∇≦)O
 (自分で金出して買ってるんだから贈り物ではないか)

 ■ 箱物DVD

 フランスで発売されたマカロニ・ウエスタン映画の14枚入りのDVD箱物です。
 木箱の中に収録されている作品....。
 うーん、全部既に他国のDVDや国内版DVDで持っている作品だニャー =①。①= ふにゃ

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 特段の付録もなく残念 (TωT)


 ■ 音の鳴る円盤.....CDが14枚か。

 さっそくi-Tunesに入れるんだけど、発売されたばかりだからデータはなし。全~部、自分で曲目やら、作曲家やら、作品名やらを入力しなくてはいけません。これが結構面倒で日中はその作業に追われました。
 ↑
 僕と同じくi-Tunesで管理している方には意味が通じますよね?

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 この他にDVDが3枚。

 えーと全部で幾らの浪費だ.....誕生日だから許してくれました。
 
 明日は誕生日ということで人間ドッグです。
 わが社は何故か健康管理にはうるさくて、年に一度の人間ドッグ代は会社が負担してくれます。決して自前だとドッグなどは受けんでしょうね。そんなお金があったら音盤やDVDに消えてしまうのは間違いなし。

 ブログの更新ペースが依然と比較すると落ちていますが地道に続けていきます。
 それと非公開コメントで変なのが多いの申し訳ありませんが、コメントは当面設けません。これまでコメントを寄せていただいてくれた皆様にはお詫びいたします。
 申し訳ありません。
 本当はメールフォームも設けたくはないのですが.....。
 とにかく変なのが多過ぎます。

 さて風呂にでも入り、その後は愛猫と布団に潜って円盤を聴きます ♪

 静養して明日の人間ドッグに備えるニャー。 

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category: Coffee Time 【10】

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派生 No.33 踊る吸血鬼 

 前回の記事ではジャコモ・ロッシ=スチュアートを取り上げました。
 その前段に観た作品が『赤い砂の決闘』であり、それを観ることでモチベイションを高めて拙ブログの更新記事を書くと言う作業です。

 もう何度も観てきた作品ですが、やっぱり何度観てもマカロニ・ウエスタン映画は面白い。

 (○^▽^○)

 そして乾いた荒野に生きるガンマンに惚れ直す。
 (この作品は結構緑が豊かで川のある風景も素敵だが)

 どうだ 

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 ▲ 『赤い砂の決闘』より
 
 ジャコモ・ロッシ=スチュアート絡みでカテゴリー“派生”が発生です。

 最近は海外からのアクセスが急増中で日本と海外は半分半分の比率なんよね。
 しかもカテゴリーで言うなら圧倒的に俳優の紹介する記事に集中してまして、こんな“派生”なんて記事を書いていたら海外からの訪問者に“そっぽ”を向かれるんでしょうね。でも僕は“派生”や“休憩”のカテゴリーをもっと書きたいし、この拙ブログの目的は退化する僕の脳みそを補完するために続けているようなもんだからね。

 アクセス解析なんか見ると海外からの訪問者の多さにプレッシャーもあるけど、最近は肩肘張らずに書きたいことを書くと言う開き直りも必要かなと思うようになりました。

 今回はこの作品だっ (>Д<)ゝ”ラジャー!!

  

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 ▲ 『踊る吸血鬼』DVD

 日本では劇場未公開作品ですが、しっかりとDVDはリリースされております。
 このDVDは「REDEMPTION」と言うレーベル(?)が元版なんだけど、“Redemption(救い)”とは死者の霊に捧げる腐敗した怪奇の世界を意味するようです。これまで『罪深き尼僧の悶え』や『淫売地獄』、『冷酷なる瞳』などの作品をリリースし続けてきました。冒頭にその救いの儀式を意味するのか、エロい悪魔の女性が登場して儀式めいたことをし、その後に本編に流れると言う凝った作りがされております。

 『踊る吸血鬼』 (La Sanguisuga Conduce La Danza 1975・伊)

 絶海の孤島を舞台に繰り広げられる惨劇を描いたエロティック・ホラー。

 監督と脚本を手掛けたアルフレード・リッツォはベテランの脇役俳優として多くの作品に出演してきた才人で、有名なところでは『ローマの休日』のタクシー運転手役があるそうです。そしてマカロニ・ウエスタン映画への出演も何作品かあり、『荒野の1ドル銀貨』もその一つだとか.....。どんな役どころだったのかは確認してません。
 音楽は『西部悪人伝』や『西部決闘史』で知られるマルチェロ・ジョンビーニです。

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 主演はマカロニ・ウエスタン映画『決闘!荒野のサボテン』や『真・西部ドラゴン伝』でお馴染みのフェミ・ベニュッシです。もっとも主演と言ってもキャストの順番が一番目にあるだけで、伯爵が主演であっても、その伯爵が恋した劇団の女優が主演であっても構わないワケであります。

 ストーリーは...DVDカヴァーのの裏面から借用/抜粋しますね。

 イタリアの伯爵がアイルランドの劇団にいる女優にひとめ惚れ。彼女を含めた4人の女優と小間使いを自分の城がある地中海の島へと招待する。しかし、彼女らが訪れた城は不気味なムードに包まれていた。やがて、伯爵の呪われた血筋が判明する。伯爵の祖父、そして父ともに不貞を犯した妻の首を刎ね、その後に自殺を遂げていると言うのだ。しかも伯爵の妻は行方不明だと言う.....。

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 ▲ Giacomo Rossi-Stuart  ( ↑ english title)

 古城の主マーナック伯爵を演じたのが、ジャコモ・ロッシ=スチュアートでした。
 この作品での容姿もマカロニ・ウエスタン映画で見られるスマートな雰囲気そのままですね。劇団の女優と恋に落ちますが、結構紳士的な振る舞いで悪い人物ではありません。でも女の嫉妬がもたらした惨劇と言うことを考えると、伯爵にも罪の一端がないわけではありませんよね。

 そのG.R.スチュアートの古城に招待された女優たちですが、次々と首を刎ねられ殺されていきます。

 犯人はいったい誰か?
 それとも亡霊の仕業なのか?
 ラストには想像を絶する謎解きの解答が用意されている。

 エロ路線から言うと劇団員の2人の女のレスビアン・シーンが何度かありまして、そこそこの濃密さは感じられるも全体的には下品な印象はいたしません。何よりも、先にも言いましたが主演のフェミ・ベニュッシが厳格な雰囲気を漂わせている分、エロ度は大人しめだと思います。
 それとホラー度もありません。

 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル

 凶行/蛮行シーンがなく、首がゴロンと転がる現場のシーンのみに抑えられている。

 さてさて、恒例のマカロニ・ウエスタン映画でお馴染みの(?)俳優さんの抜き取り画像です。
 この作品からは3名の選出です。
 主演のフェミ・ベヌッシは言うに及ばず.....多くのマカロニ西部劇でお馴染みですね。B級セクシー映画の女王なんて言い方もされておりますが、マカロニ・ウエスタンに限って言えば結構まともな役どころをを演じていると思いますよ。この作品では冷たい印象を受けますが、なんか良いですね ♡
 クリスタ・ネルが頑張りました。
 フェミ嬢がお堅い路線を進むのなら私は軽い尻を持つ女になってやるわ。その役者魂でお下劣な女性を演じましたが、その代償がこともあろうことか最初の首なし死体になるとわ(怒)
 アレン・コリンズもマカロニ・ウエスタン映画ではお馴染みの俳優さんですね。この作品では冴えない親爺役ですが、この方はどんな役もさらりと熟す印象が私メにはあります。

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 ▲ フェミ・ベニュッシ.....伯爵に仕える女執事で主人公になるんかな。行方不明の伯爵夫人を匿う。

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 ▲ クリスタ・ネル .....劇団の尻軽女。最初の犠牲者に.....。

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 ▲ アレン・コリンズ.....伯爵家の使用人。女執事の秘密を餌に、その肉体を.....。

 原題を直訳すると“ヒルはダンスを行います”となりまして、ヒルはあのヒルですね。人や家畜に引っ付いてチュルチュルと血を吸う嫌われ虫のことなんでしょう。英題も同じ意味合いで、そう考えると邦題も決して日本独自のタイトルにはなりません。
 でもでも蛭も吸血鬼も登場しません。

 悲しい結末を伴った事件は解決したけど.....どうして蛭(ヒル)なのか、その謎は解決されずです。


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category: Non Spaghetti Western 【35】

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