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職業 Vol.2 盗賊列伝 

 盗賊(とうぞく)とは、法規から逸脱して強奪(掠奪)などを行う者たちの集団を指す。山中に拠点を置き通行人などを襲う盗賊を山賊、海で船を用い他の船や沿岸を襲撃する盗賊を海賊と呼ぶ。また、山賊を含め、山野で通行人などを襲う盗賊を、野盗や追いはぎと呼ぶ。ほとんどの盗賊は多勢を以って形成し、首領格を中心とした組織を構成している。構成員には、犯罪者、貧困層、反政府活動家などがいる。人里離れた山野に拠点を置くことが多いが、都市部では貧困層の生活する地域つまり貧民窟(スラム、ファヴェーラ等)を拠点とする場合もある...Wikipediaより

 山賊と盗賊の区別は曖昧なのでしょうね。
 その違い=線引きは正直有って無いものと思っても間違いではないか。

 前回紹介させていただいたマカロニ俳優 Fernando Sancho (フェルナンド・サンチョ) はこの山賊の親分役が実に似合う俳優でして、その役どころでの出演作も多いことで有名でした。
 そして、何故か西部劇、特にマカロニ・ウエスタン映画では山賊と言えば、メキシコでした。
 アメリカの西部で悪さ(=盗っ人働き)をして国境を越え、メキシコに逃走する。そして“ほとぼり”を冷ますと言う図式なんでしょう。日本の時代劇で盗賊団が「江戸で大仕事(盗っ人稼業)をして上方にずらかる」と言う感じかと思います。
 メキシコ政府から抗議があったとか、注文が付いたとか...どこかで聞いた記憶もあるが...。
 
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 ▲ 『ミネソタ無頼』(Fernando Sancho 左の女性はEthel Rojo)

 上の画像は“山賊の根城で囲い女とチーズ”の図です。

 大きな帽子...ソンブレロって言うんですかね。その帽子に弾帯を肩から下げ、軍服は南北戦争時のお下がりでしょうか。山賊の親分の特徴でもあります。胴長短足、適度に丸い体系、野卑た顔つき...サンチョ親分は愛嬌さえ感じさせる頭目であります。

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 ▲ 『地獄から来たプロガンマン』(左)と『二匹の流れ星』(右)

 サンチョ親分は『地獄から来たプロガンマン』では押し入った家の子供を浚って自分の子として育て跡継ぎに、『二匹の流れ星』では跡継ぎを子に譲って自分は根城で悠々自適の生活を...。共にラストでは親子共々、命を落としましたね。

 悪は栄えてはいけません。

 どんなに正義のガンマンが悪を断罪しようとも、火付盗賊改方の“鬼の平蔵”が江戸の町を守ろうとも、この世から山賊が消えることはありません。
 消えては作品が成り立たんぞ~。

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 『スペシャリスト』(左)と『サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼』(右)

 『スペシャリスト』ではマリオ・アドルフ(Mario Adorf)が熱演されておりました。片手を失いつつも威厳ある風体で子分どもを従えております。ここでは軍服の代わりに毛皮の半コートを羽織っておりますね。山中のアジトでは寒さも厳しいことでしょう。
 『サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼』のジョゼ・ハスペ(José Jaspe)もまた迫力十分の親玉でした。最後はサルタナの新兵器“オルガン機関銃”の前に斃されましたね。

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 『暁の用心棒』(左)と『野獣暁に死す』(右)

 ともに“暁”繋がりで並べてみましたが...全然関連はありません。
 『暁の用心棒』のフランク・ウォルフ(Frank Wolff)は作品を含めて僕の想い出の作品/俳優なんです。やっぱり根城は山の中の廃墟でしたよね...違ったかな。
 『野獣暁に死す』は日本が誇る俳優、仲代達矢さんです。山賊と呼ぶには無理があるのかな。でも盗賊団の親玉でしたから別に問題ありませんね。ただし、山賊の刀は許せますがスーツ姿はよろしくありません。やっぱり弾帯を肩から下げてカッコ良く決めて欲しかった。ま、丹波さんのように“走る姿”だけが印象に残るよりはマシかな。

 ところが、この悪人が作品の主役になることもあるんですね~。

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 『群盗荒野を裂く』(左)と『スレッジ』(右)

 『群盗荒野を裂く』のジャン・マリア・ヴォロンテ(Gian Maria Volonte)はさすがの演技で魅せてくれました。純粋な山賊ではなくメキシコ革命が根底にありますが、荒れた山地を舞台に跋扈する姿は山賊と呼ぶに相応しい姿であります。
 『スレッジ』のジェームズ・ガーナー(James Garner)も盗賊の親分でしたね。最後は仲間割れして寂しい結果となりましたが、本人もこれを機に真っ当な人生を歩み出すことでしょう。山賊と言うには厳しいですが、盗賊であることには変わりありません。それよりも一番問題なのは、未だに『スレッジ』のサウンド・トラック、所謂“音の鳴る円盤”がリリースされないことでしょう。

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 『虹に立つガンマン』(左)と『皆殺しの用心棒』(右)

 『虹に立つガンマン』でユニークな山賊の親玉を演じたのが、キーナン・ウィン(Keenan Wynn)でした。盗賊たるもの紳士に...そんなことは言わんでしょうが、軍隊風の規律ある生活スタイルを目指したのかな。
 『皆殺しの用心棒』では子分役の多いホセ・マニュエル・マーティン(Jose Manuel Martin)が親分を演じます。最初は極悪非道の親分かと思いましたが、中盤から「あれ?」の展開になり、後半には黒幕に騙され泣き顔まで見せる始末でした。

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 『荒野の棺桶』(左)と『来たぜチャーリー、復讐を胸に』(右)

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 『ジョニー・ハムレット』(左)と『死刑執行』(右)

 まだまだ多くの俳優さんが山賊/盗賊の親玉を演じております。しかし、僕の頭の中はマカロニ・ウエスタン映画がゴチャ混ぜ状態で整理がされておらず、パッと思い出せません。
 今後も作品紹介や俳優紹介の中で登場されることを期待してここまでと致しとうございます。

 いや~~~、マカロニ・ウエスタンはどうしてこんなにも素敵な俳優が多いんだろう。
 こんな面白い映画のジャンルは絶対にないよ。
 後世に伝えていかねばならん文化の一つですと断言したいな。

 
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category: Role on Spaghetti 【2】

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職業 Vol.1 悪役列伝 

 悪役(あくやく、Villain・ヴィラン)とは、映画・テレビドラマ・舞台演劇・小説などに登場する悪人の役。
 特に勧善懲悪などの要素を含む物語では必要不可欠の要素である。悪役がふてぶてしく立ち回ることにより主人公の存在感をより鮮明にし、また主人公やその仲間に倒されることで視聴者にカタルシスを与える。基本的には物語の根底を彩り、主役たちを引き立たせる、地味ではあるが重要な存在である。したがって、悪役が魅力的であればあるほど物語の完成度は高くなる...Wikipediaより

 前回紹介させていただいたマカロニ俳優 Eduardo Fajardo (エドゥアルド・ファヤルド) は悪役が多かった。
 と、言うよりも悪役専門としてマカロニ・ウエスタン映画を飾った。
 
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 ▲ 『行け、野郎、撃て』(未公開作品)

 僕の大好きな俳優さんだが、悪役としてマカロニ西部劇を魅力的な作品に仕上げてくれた悪役専門の俳優は他にもたくさんいました。
 冒頭の Wikipedeia ではないが、映画の中でその悪役の暴虐な姿を観るのが大きな楽しみでもあります

 マカロニ・ウエスタン映画の悪役の代表格として二人の俳優さんが有名です。
 画像の下左が山賊の親玉を演じさせたら天下一品とも言われたフェルナンド・サンチョ(Fernando Sancho)。
 画像の下右が革命軍の親玉を演じさせたら最も似合うと言われたホセ・ボダロ(Jose Bodalo)。

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 ▲ 『南から来た用心棒』(左)と『続・荒野の用心棒』(右)

 サンチョは非常に多くのマカロニ西部劇への出演で知られ、その分だけ悪役とは言え愛嬌を感じさせるシーンもありますね。勿論、善玉役での出演作品もありますが、やっぱり僕らには悪役としての印象が濃い。
 ボダロは『続・荒野の用心棒』や『ガンマン大連合』が強烈な分だけ、メキシコ革命軍の親玉の印象が強いんでしょうね。『砂漠の10万ドル』や『皆殺しの用心棒』では違った雰囲気の役どころで悪玉を演じました。

 ドイツに関わりが深いこの役者さんもマカロニ・ウエスタンを代表する悪玉でした。

 画像の下左が個性派俳優の代表格でもあるクラウス・キンスキー(Klaus Kinski)。
 画像の下右が見るからに腹黒さを感じさせるホルスト・フランク(Horst Frank)。

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 ▲ 『殺しが静かにやって来る』(左)と『皆殺しのジャンゴ』(右)

 キンスキーはその個性からもカリスマ性を感じさせるのか、僕らの国でも人気がありますね。マカロニ西部劇も20本以上の出演があり、その代表作が『殺しが静かにやって来る』になるんでしょうか。一方、ドイツ出身のホルスト・フランクはマカロニ・ウエスタンは8本程か...地位のある役どころが多いんかな。でも腹黒さをたっぷり感じさせる雰囲気はまさに悪役がお似合いと言えましょう。

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 ▲ 『復讐のガンマン』

 上の画像はマカロニ・ウエスタン作品は5作品かな。そんなに多くはありませんが、『復讐のガンマン』での堂々たる悪役が印象に深いウォルター・バーンズ(Walter Barnes)。
 この方も僕には忘れられない悪役の一人です。
 他に『流れ者クリント』(未)や『ガータコルト』(未)などの出演作品があります
 
 クラウディオ・カマソ(Claudio Camaso)も5つのマカロニ・ウエスタン作品で悪役を演じました。その役どころ同様に悲劇的な最期だっただけに悲しみも感じます。
 ジャック・パランス(Jack Palance)と言えばアメリカ西部劇の名作『シェーン』を思い出しますが、マカロニ西部劇でも印象に残る悪役を..。コミカルな悪を演じた『ガンマン大連合』は代表作の一本と言えるでしょう。

 ▼ 『二匹の流れ星』のClaudio Camaso(左)と『ガンマン大連合』のJack Palance(右)
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 下の画像左側はアルド・サンブレル(Aldo Sambrell)です。
 マカロニ映画を代表する悪役ですが、『さすらいのガンマン』のような親玉から『夕陽のガンマン』での子分役まで多くの作品で様々な姿の悪を演じてくれました。
 下の画像右側はジェラルド・ハーター(Gérard Herter)です。
 出演作品は8本でしょうか...『復讐のガンマン』での役どころが知られていますが、それ以外の作品でも憎らしい悪役を演じ、作品をより一層魅力あるものに仕上げてくれました。

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 ▲ 『さすらいのガンマン』(左)と『大西部無頼列伝』(右)

 悪の親玉、或いは黒幕か...その下には必ず大勢の子分が控える
 昨日殺されたばかりなのに、今日は復活している。なんと、今日殺されても明日にはまた起き上がる。この世に悪が絶えることはなし...悲しいことなのか、僕らマカロニ西部劇FANには嬉しいことなのか..。勿論、映画のお話しですよ。

 下の画像の二人の俳優さんは何を演じさせても上手い
 マカロニ・ウエスタン映画では多くの作品に登場する俳優さんで、お二方の姿が見えない作品は寂しいと感じるようでは、既にマカロニ・ウエスタンのウイルスに冒されている証です。
 左がホセ・トーレス(Jose Torres)。
 右がジョゼ・マヌエル・マーティン(Jose Manuel Martin)。

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 ▲ 『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』(左)と『祈りの数分、死の一秒(未)』(右)

 (下左)ネロ・パッツァフィーニ(Nello Pazzafini)もマカロニ・ウエスタン作品が非常に多い俳優で、マカロニ映画を代表する悪役です。ジュリアーノ・ジェンマとの共演と言うイメージも強いですが、それ以外の作品でも悪を演じてくれました。
 (下右)ピエロ・ルリ (Piero Lulli)もマカロニ西部劇ではお馴染みの俳優さん。善役もありますが、やっぱり腹黒さを感じさせるニヤケタ表情が印象的でしょうか。西部の町の治安を守る保安官役で登場しても、銀行の頭取役で登場しても、最後は主人公に斃されます。

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 ▲ 『続・さすらいの一匹狼』(左)と『俺はサルタナ、貴様の拳銃と棺桶を交換だ(未)』(右)

 「お前ら、台詞があるだけ良いじゃないか...俺なんか...」

 大勢の子分らに囲まれて親分はご満悦...子分の多さが親玉の強さの証か。
 だからと言って、子分全員に平等な出演時間を与えたり、台詞を言わせていては映画は成り立たんのですよ。親分の後ろで黙って立っているだけで絵になる俳優さん...物は言いようか。
 マカロニ・ウエスタンにはそうした無口な俳優さんが多くおられます。
 皆を紹介しても大変ですので今後、拙ブログの俳優のカテゴリーで紹介できると信じて、今回はお二方を。

 ルイス・バーブー(下左・Luis Barboo)はマカロニ・ウエスタン作品は軽く30本は数えますか。決して悪人顔ではありませんが、背が高い分だけ親分の後ろに控えていても目立ちます。
 ロマノ・プッポ(下右・Romano Puppo)は20本以上のマカロニ・ウエスタンへの出演になりますか。『カリフォルニア / ジェンマの復讐の用心棒』では結構活躍されますが、基本は子分の一人でしょうか。

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 ▲ 『必殺の用心棒』(左)と『続・夕陽のガンマン』(右)

 「お前ら、物語に絡むだけ良いじゃないか...俺なんか...ストーリーとは無縁...」

 映画の内容、物語、ストーリー...全然関係ない。
 ただ主人公を引き立てるために殺されるのが俺の生き方だ

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 ▲ 『ジャンゴ対サルタナ』(左)と『アパッチ女の招き(未)』(右)

 上の画像は2枚ともリック・ボイド(Rick Boyd)です。
 多くのマカロニ・ウエスタン作品への出演がありますが、弱い者いじめ大好きの卑劣漢です。“強きを助け弱気をくじく”生き方のどこが悪いんだ。昨日も斃され、今日も斃され...明日も、明後日も斃されようとも、俺は俺の生き方を変えるつもりはない。
 この役者魂の素晴らしいこと

 マカロニ・ウエスタンはこうした素晴らしい悪人たちによって支えられている。
 そのことを僕はもう一度知らされた。

 
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