スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --    

男優 7 Alberto De Mendoza 

 1923年01月23日 アルゼンチン/ブエノスアイレス特別区ブエノスアイレス出身 -

 僕の拙ブログで今回、ご紹介する俳優について何か思い出は.....。
 それは無理なお話しです。
 マカロニ・ウエスタン映画は3本か、しかも全て日本での劇場公開はなく、TV放映さえされてない作品だ。しかも僕が少年時代に親しんだレコードとも無縁の作品です。
 既にボロボロとなった愛読書『THE WESTERN -西部劇大全集』にも載っていない作品です。
 (この本は日本の劇場公開作品とTVシリーズ物の西部劇だけだもんね)

 2002年頃だったでしょうか、日本のSPOさんが『MACARONI WESTERN BIBLE』と題した箱物DVDを15箱、怒涛の如く発売すると言う大事件が起きました。
 これは間違いなく僕の生涯の10大事件に入る出来事なんです。
 その中には日本での劇場未公開作品も何本かありまして、それを日本語字幕入りで観られると言う夢のような出来事もありました。

 その15箱の中の1箱『MACARONI WESTERN BIBLE 必殺編』4枚組DVDの中の1枚がその作品でした。

 retouch-40.jpg

 『アヴェ・マリアのガンマン』 (Il pistolero dell'Ave Maria 1969・西/伊)

 上の画像は当時のポスター(左)と『MACARONI WESTERN BIBLE 必殺編』箱物DVD(右)ですね。
 ポスターはネット上から拝借(盗用)したものですが....。

 この映画で悪役/ヒール役を演じていたのが、アルベルト・デ・メンドーサ(Alberto De Mendoza)です。
 ところが決して悪役顔ではなく、腹黒さも感じられません。
 それどころか何かに悩んでいるような感じがしまして、それは旦那を殺してまで奪い取った女性との仲が上手くいかないのか。それとも命だけは助けた血の繋がらない娘の存在なのか。
 とにかく最初に観たときはちっとも悪役っぽくありませんでした。

 だからと言って作品が面白くないこともなく、余韻を残すことなく唐突にエンドロールが始まるエンディング以外は楽しく観ることが出来る作品と言えましょうか。

 はい、今回はアルベルト・デ・メンドーサと言う俳優さんを取り上げさせていただきます。

 retouch-41.jpg
 ▲ Alberto De Mendoza (『アヴェ・マリアのガンマン』より)

 日本では一般的な映画FANにその名は知れ渡っていないが、俳優としての名声は高い。
 そのことを示すのか、スペイン版Wikipediaには彼の足跡が詳細に語られている。
 アルゼンチン出身のA.D.メンドーサですが、5歳のときに祖母を頼ってスペインへ渡ります。ところがそのスペインで内戦が勃発、混乱を避けるのでしょう。再び故国アルゼンチンへと戻ると先のWikipediaには記される。
 さて経緯は分かりませんが、故国で俳優としての道を歩みだします。

 IMDbサイトでは1930年のアメリカ映画『Alma De Gaucho』と言う作品から彼の名を刻みますが、彼の生年から計算すると6,7歳の頃の作品となる。
 うーん、信用していいのかな?
 A.D.メンドーサがアルゼンチンに戻った年代は1939年年頃、そして1940年代から1950年代のおよそ20年間の故国での俳優活動は凄まじい活躍です。Wikipediaには彼の名声はアルゼンチンを越えると記されますので、南米や西欧にも伝わっていたのでしょう。

 retouch-42.jpg

 左から(ネット上から)、
 『Historia De Una Mala Mujer』Poster (1948・亜)
 『Barrio Gris』Poster (1954・亜)  
 『La Bestia Humana』Poster (1957・亜)

 アルゼンチン時代の作品を3点ほど掲げましたが僕たちには馴染みのない作品が並びます。この時代の出演作品には邦題の伴う作品はなく、日本での劇場公開、あるいはTV放映のされた作品はなかったのでしょうね。

 1960年頃、A.D.メンドーサは再びスペインに渡ります。
 この地でアルゼンチンでの名声と十分に経験を積んだ俳優業をバネに、スペインを代表する俳優として活動の幅を広げていきます。

 1963年 『フォンテンブローの決戦』 (La Máscara De Scaramouche 仏)
 1966年 『黄金に賭ける男』 (L'homme De Marrakech 仏/伊/西)

 さっそく日本でも劇場公開のされた作品への出演がありますね。

 そして1969年、先の『アヴェ・マリアのガンマン』、次いで『この盗賊どもからは、埃と死の匂いが立ち上る』とマカロニ・ウエスタン映画への出演が続く。
 両作品ともストーリーと深く関わる重要な役どころであり、俳優としての彼のキャリアが反映された結果なのでしょうね。ただ冒頭にも記しましたが、日本での劇場公開がなかったのが残念です。
 翌年にも日本での未公開作品になりますが『Manos Torpes』へ出演されている。

 retouch-43.jpg

 左から、
 『アヴェ・マリアのガンマン』単体DVD (Il Pistolero Dell'Ave Maria 1969・西/伊)
 『この盗賊どもからは、埃と死の匂いが立ち上る』CD
               (Quei Disperati Che Puzzano Di Sudore E Di Morte 1969・西/伊)
 『Manos torpes』DVD (1970・西/伊)

 アルベルト·デ·メンドーサがその長い俳優生活の中でマカロニ・ウエスタン映画に出演したのは、1969年と1970年の2年間、2作品でしかない。
 しかし、役者としての立ち位置はスペイン映画界では揺るぎがなく、数々の映画賞を受賞してもいる。
 IMDbサイトではその生涯に118本の映画/TV作品に彼の名を伝える。

 残念ながらスペイン映画はこの日本ではまだまだ一部の映画FANの注目でしかない。
 彼の出演作品のほとんどが日本での劇場公開はおろか、TVでの放映もなく埋もれているのが現実である。

 A.D.メンドーサのマカロニ西部劇以外の映像媒体は.....押し入れの中の段ボール箱を引っ張り出す。

 あった
 
 retouch-39.jpg
  
 左から、
 『ルチオ・フルチの幻想殺人』DVD (Una Lucertola Con La Pelle Di Donna 1971・伊/西/仏)
 『ゾンビ特急“地獄”行』DVD (Horror Express 1972・伊/西)
 『そして誰もいなくなった』Video (Ein Unbekannter Rechnet Ab 1974・仏/西/独/伊)

 『ルチオ・フルチの幻想殺人』は日本ではTV放映のみで終わったルチオ・フルチ監督の幻の傑作。富裕層一族の娘キャロルは毎晩悪夢に苛まれている。その夢の中でキャロルは隣人の美女ジュリアを殺害する。しかし、数日後にそのジュリアが殺害され、その現場にはキャロルの毛皮のコートやナイフが落とされていた。一転して殺人事件の容疑者となったキャロルは掛かりつけの精神科医に相談しながらも、事件の真相を探り始めるのだが.....。A.D.メンドーサは事件を捜査する巡査部長と言う役どころで出演する。
 マカロニ・ウエスタン映画でお馴染みの俳優さんが目白押しの作品『ゾンビ特急“地獄”行』は、満州で発見された未知の生物のミイラを移送するため積み込んだシベリア鉄道の車内で、その生物が蘇り宿主を介して次々と犠牲者が出るホラー/サスペンス物。この作品では序盤からストーリーに関わるA.D.メンドーサ。預言者なのか、神父/教父なのか、闇の生物の恐ろしさについて謎めいた預言をするも相手にされません。最後はその生物の宿主となるなか命を落とす。
 1939年に刊行されたアガサ・クリスティの長編推理小説『そして誰もいなくなった』の3度目の映画化。舞台を砂漠の中にある宮殿に変更し、ここに招待された8人の招待客と召使夫婦2名の計10名が、“マザーグースの歌”の内容と同じように一人ずつ殺されてゆくというミステリー作品。A.D.メンドーサは屋敷の主に雇われた召使いと言う役どころだが、彼もまた過去の罪により罰せられる一人だった。4番目の犠牲者として砂漠の真ん中で命を落とす。

 retouch-44.jpg
 ▲ 『そして誰もいなくなった』より

 上の画像は『そして誰もいなくなった』のキャプチャー画像です。タイトルは英題となっているので、ビデオ版のベースはUSAなんでしょう。直訳すると“10人の小さなインディアン”となりますが、犠牲者が出るごとに机上に置かれた10体のインディアン人形が壊されていくと言う演出になっています。3度目の映画化(その後も含めると5度)からも分かるようにA.クリスティの原作の中でも人気の高い作品ですが、映画の方はラストが尻切れトンボの感じが否めず、その点が惜しいなと言う印象でした。

 
 アルベルト・デ・メンドーサのマカロニ・ウエスタン映画が下の3作品です。
 SPOさんの努力の賜物で『アヴェ・マリアのガンマン』が日本での映像媒体がリリースされ、感謝いたしております。それがなかったら3本すべてが海外版のDVDに頼らなくてはなりませんでした。
 その『アヴェ・マリアのガンマン』が必然的にマカロニ西部劇での代表作になるんでしょうが、一方で海外版DVDながらも『この盗賊どもからは、埃と死の匂いが立ち上る』も捨て難いのも事実です。復讐心と守るべきものをなくした男たちが、滅びの道を進むサマは心が痛みますな~。その男たちがラストで軍隊に囲まれるシーンなんかは、いつまでも心に残る忘れられないシーンの一つです。
 『Manos Torpes』も渋い役柄だが、DVDの画質が悪過ぎて魅力も半減か.....。
 マカロニ西部劇.....3作品は寂しいな。乾いた荒野の風景に立つ彼の姿をもう少し観たかった。


 ■ アルベルト・デ・メンドーサ in Macaroni Westerns ■

 Il Pistolero Dell'Ave Maria アヴェ・マリアのガンマン 1969

 Quei Disperati Che Puzzano Di Sudore E Di Morte この盗賊どもからは、埃と死の匂いが立ち上る 1969

 Manos Torpes (Quando Satana Impugno La Colt) - 1970


 AlbertoDeMendoza-image1.jpg
 ▲ Il Pistolero Dell'Ave Maria
  ■ 主人公(L.マン)の父を殺害、母と略奪婚するヒール役.....ラストで主人公に斃される。

 AlbertoDeMendoza-image2.jpg
 ▲ Quei Disperati Che Puzzano Di Sudore E Di Morte
  ■ 主人公(G.ヒル)と行動を共にし、その復讐に手を貸す一人.....ラストで仲間とともに死出の旅立ち。

 AlbertoDeMendoza-image3.jpg
 ▲ Manos Torpes
  ■ 主人公(P.L.ローレンス)を助けた賞金稼ぎ.....しかし、ラストで賞金稼ぎの誇りが許さず....。


 (2013/06/15 補筆)

------------------------------------------------------------------
 ポチっと押して貰うと本人は励みになるとか...。
 にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
------------------------------------------------------------------
スポンサーサイト

category: Alberto De Mendoza

TB: --    CM: 0   

Calendar

Profile

New Entry

Category/Actor/Actress List

Link

Mail Form

All Archives

Search

Powered By FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。