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男優 5 Aldo Berti 

 1936年02月29日 イタリア/トスカーナ州フィレンツェ出身 - 2010年12月26日

 多くのマカロニ・ウエスタン映画で悪党を演じてきた。
 決して親玉ではない。
 子分の一番手(子分頭とでも言うべきか)でもない.....どちらかと言うと“ちょっとだけ目立つ子分”に分類されようか。僕的には「横一列に並べ~!」の号令が下ったときに、“一人だけ一歩前に出ている”と言った印象があるのだが、その例えが相応しいか、否かは分からない。

 時折、魅せる顔が渋い。
 そして男臭い。

 その瞬間を逃すことなくカメラに収めた監督がいる。
 セルジオ・レオーネだ。
 さすがである。
 撮る側も、演じる側も.....マカロニ・ウエスタン作品を知り尽くしている証とも言えようか。

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 ▲ 『ウエスタン』より

 アルド・ベルティのこの表情に僕は惚れている。
 
 IMDbサイトでは1972年までの間に33の作品にA.ベルティの足跡を記している。
 その中の20本程がマカロニ・ウエスタン/西部劇であり、1960年代中頃からはその道一筋とも言えなくもない役者人生だ。まさにマカロニ・ウエスタン映画の申し子と言っては過言か.....。

 1939年のイタリア映画『Terra Di Fuoco』からその名が刻まれている。
 しかし、A.ベルテイの生年から計算すると3,4才の頃、幼児の年齢での出演になるではないか。子役としてこの作品のみ限定での出演があったのか.....分かりません。
 次のその名が見られるのは1956年のイタリア映画『Tempo Di Villeggiatura』と言う作品になる。
 ジャンル的にはコメディ映画とあり、この作品では役名も付く。
 1960年代に入るとほぼ1年に1本のペースで映画への出演が続いていきます。

 1962年の『皇帝のビーナス(Venere Imperiale 伊・仏)』は日本でも劇場公開のされた作品であり、この作品でA.ベルティに出会った映画FANもいることでしょう。
 
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 ▲ 『皇帝のビーナス(Venere Imperiale)』Poster(左) と音盤CD(右)

 1965年、A.ベルティの役者人生を決定づけたマカロニ・ウエスタン映画への出演が始まります。
 その第1作目が『この墓を血で洗え』になるのでしょうか。
 この作品は当時は日本での劇場公開がなく、後にTV放映のされた作品と伝え聞く(僕は記憶なし)。またDVDの映像媒体もブラジルでリリースがあるのみか。

 続く『嵐を呼ぶプロファイター』は日本でも劇場公開のされた作品ですね。
 アンソニー・ステファン主演の復讐劇だが、その復讐相手に金で雇われた殺し屋のリーダーを演じている。作品自体も魅力であり、劇中に流れるスコアの良さと相まって、ある意味でA.ベルティを代表する作品の一つにもなっているのかも知れない。

 冒頭でも記しましたが、この時代のA.ベルティはマカロニ・ウエスタン映画一本に絞ったかのような活動を続けていきます。
 その一部、日本での劇場公開作品を記します。

 1966年 『荒野の復讐鬼』 (Ramon Il Messicano 伊) ※1971年公開?
 1967年 『暁の用心棒』 (Un Dollaro Tra I Denti 伊/米)
 1968年 『情無用のならず者』 (Quindici Forche Per Un Assassino 伊/西)
 1968年 『ウエスタン』 (C'era Una Volta Il West 伊/米) ※1969年
 1971年 『荒野の無頼漢』 (Testa T'ammazzo, Croce...Sei Morto...Mi chiamano Alleluja 伊)

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 左から、
 『暁の用心棒』国内版Posetr (Un Dollaro Tra I Denti 1967・伊/米)
 『ウエスタン』映画パンフ (C'era Una Volta Il West 1968・伊/米)
 『荒野の無頼漢』国内版Posetr
         (Testa T'ammazzo, Croce...Sei Morto...Mi chiamano Alleluja 1971・伊)

 1970年代に入ると世界中を席巻したマカロニ・ウエスタン映画も下降線を描き始めます。
 コメディ路線や喜劇、革命譚、さらには新キャラクターの登場などなど一定の努力はあったにせよ、その衰退は誰の目にも明らかでした。そしてセルジオ・レオーネ監督の西部劇との訣別なんて言う話しも聞かれます。

 そうしたなか、A.ベルティは1972年に2本のマカロニ西部劇へ出演します。
 この2つの作品は原題を見ると続き物/姉妹編にも思えますが、残念ながら僕は観たことがないので何とも言えんところが辛いですな。映像媒体のリリースがあるのかも怪しいところですが.....。
 監督/脚本も同じ人、主人公や役者の一部も同じ人.....姉妹編なんでしょうね。

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 左から、
 『精霊と5人の勇壮なならず者』Posetr (Spirito Santo E Le Cinque Magnifiche Canaglie 伊)
 『Bada Alla Tua Pelle, Spirito Santo!』Poster (伊)

 そして、この作品を最後にIMDbサイトでは静かに足跡を閉じております。

 2010年、A.ベルティが故郷の地でお亡くなりになられたことを後で知りました。
 マカロニ俳優の訃報は、それだけ僕自身も年を重ねてきたことを実感させ寂しい気持ちになります。1972年から亡くなられる30年余の間.....A.ベルティの歩みを知る術は僕にはない。

 
 アルド・ベルティのマカロニ・ウエスタン作品を下記に並べてみました。
 こうしてみると多いのが分かりますね。
 そのほとんどが悪党と言う役どころでして、例外として『さすらいのデスペラード』の善役(?)があります。ただし、この作品の主人公((A.ジョルダーナ)は西部一の悪と言う肩書があるので、A.ベルティの役が純粋に善役になるかは疑わしいですね。
 ワンシーンのみで退場と言う作品も何作品かあります。
 『良い葬式を...サルタナが支払う』や『荒野の無頼漢』がその作品に当たりますが、冒頭で記した『ウエスタン』も同じく短い出演時間でした。
 役柄的には『グリンゴ、神と共に行け』や『暁の用心棒』、或いは『死の谷のサルタナ』辺りがお似合いになるかなと思うが、マカロニFANの皆様にはどの作品が記憶に残されるのか気になるところではある。 


 ■ アルド・ベルティ in Macaroni Westerns ■

 Uno Straniero A Sacramento この墓を血で洗え 1965
 Perche Uccidi Ancora 嵐を呼ぶプロファイター 1965
 Ramon Il Messicano 荒野の復讐鬼 1966
 Django Cacciatore Di Taglie - 1966
 Vaya Con Dios Gringo グリンゴ、神と共に行け 1966
 El Desperado さすらいのデスペラード 1967
 Un Dollaro Tra I Denti 暁の用心棒 1967
 Nato Per Uccidere 殺すために生まれた 1967
 Quindici Forche Per Un Assassino 情無用のならず者 1968
 C'era Una Volta Il West ウエスタン 1968
 La Taglia E Tua...L'uomo L'ammazzo Io 賞金無用、首はもらった 1969
 Sartana Nella Valle Degli Avvoltoi 死の谷のサルタナ 1970
 Buon Funerale, Amigos !...Paga Sartana 良い葬式を...サルタナが支払う 1970
 Ehi Amigo...Sei Morto ! おい、友よ、貴様の死に乾杯だ 1970
 Il Mio Nome E Mallory... M Come Morte 俺の名はマロリー、Mは死を意味する 1971
 Testa T'ammazzo, Croce...Sei Morto...Mi chiamano Alleluja 荒野の無頼漢 1971
 Un Uomo Chiamato Dakota - 1972
 Spirito Santo E Le Cinque Magnifiche Canaglie 精霊と5人の勇壮なならず者 1972
 Bada Alla Tua Pelle, Spirito Santo ! - 1972


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 ▲ Perche Uccidi Ancora (Richard McMoore 名義)
  ■ 悪党に雇われた殺し屋.....ラストで主人公(A.ステファン)に敗れ斃れる。

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 ▲ Vaya Con Dios Gringo
  ■ 他の悪党と牢を脱獄し逃走。途中、女を人質にするも主人公(G.サクソン)に撃ち殺される。

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 ▲ El Desperado
  ■ 主人公(A.ジョルダーナ)の友人/協力者.....最初と最後に登場。物語の中核には関わらない。

  AldoBerti-94.jpg
 ▲ Un Dollaro Tra I Denti
  ■ 盗賊アギラ(F.ウォルフ)の配下.....主人公(T.アンソニー)に斃される。

 AldoBerti-99.jpg
 ▲ Nato Per Uccidere
  ■ 町の土地支配を狙う悪党のドラ息子か.....ラストで主人公(G.ミッチェル)に斃される。

 AldoBerti-96.jpg
 ▲ La Taglia E Tua...L'uomo L'ammazzo Io
  ■ 悪党グループの一人.....報酬目的に主人公(R.ウッズ)を狙い、そのGFを殺害する。

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 ▲ Sartana Nella Valle Degli Avvoltoi
  ■ 悪名高きダグラス四兄弟の次男.....主人公(W.バーガー)に斃される。

 AldoBerti-98.jpg
 ▲ Testa T'ammazzo, Croce...Sei Morto.. Mi chiamano Alleluja
  ■ 悪党一味も待遇の不満からか若頭(?)に反抗、逆に撃ち殺される。


 (2013/05/26 補筆)

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