【作品98】 Perché Uccidi Ancora  

 西題 : ¿Por qué seguir matando?
 英題 : Why Go on Killing?
 邦題 : 嵐を呼ぶプロファイター

 制作国 : イタリア / スペイン
 制作年 : 1965年
 日本公開 : 1967年劇場公開作品

 Director : José Antonio de la Loma
 Story : Gabriel Vincent Davis
 Screenplay : Glenn Vincent Davis
 Original Music : Felice Di Stefano
 Runtime : 89 min

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 Steve McDougall : Anthony Steffen
 Judy McDougall  : Ida Galli (as Evelyn Stewart)
 Pilar Lopez  : Gemma Cuervo
 Manuel Lopez  : Hugo Blanco
 Gringo : Aldo Berti
 Sam : Franco Pesce
 Teniente  : Stelio Candelli
 Andy McDougall : Armando Guarnieri
 López : José Calvo

 原題は直訳すると、「何故もう一度殺すの」みたいな感じでしょうか。英題も同じような意味でして、主人公の妹や叔父、かつての恋人が必死に復讐を止めるんですね。そこからタイトルが取られたのでしょう。ですので、邦題は作品の中身には関係ありません。

 典型的な復讐物ではあるが、最終的な悪玉の主役は復讐相手に雇われたアルド・ベルティ演じる殺し屋になるのか。ネタバレになるが、復讐相手は仲間割れからその殺し屋に殺されてしまう。
 主人公の父親が殺された理由が分からず、復讐相手の非道さも伝わってこない。彼の息子や雇われた殺し屋には憎々しさが感じられるも、大もとの悪の親玉の外道ぶりが描かれない以上、僕の中に「正義は勝つ」みたいな感情移入が湧いてこないのも道理であろう。
 それもこれも復讐相手を演じるのが、マカロニ西部劇の善人役ホセ・カルボにあるのかも知れない。「荒野の用心棒」で魅せた「善」の姿が僕の中には強烈に残されている。作る側もそのことが分かっているからこそ、主人公ではなく、仲間割れと言う形で舞台から退場させたんだろう(これは勘ぐりすぎですが)。この役をウォルター・バーンズやホルスト・フランクあたりに演じさせていたら、また違った感想を抱くであろう。ホセ・カルボには似合いません。

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 ホセ・ガルボ 『荒野の用心棒』や『行け、野郎、撃て!』ですよね、この人は。

 男がロペスによって殺された。
 父親の死を知ったスティーヴンが故郷に戻り、復讐を誓う。叔父や妹ジュディが止めるも、スティーヴンの意思は固い。
 「奴め、戻りおったか......俺への復讐か」、ロペスは息子マヌエルや雇った殺し屋兄弟にスティーヴンの殺害を命じる。しかし、そこはA.ステファン演じる主人公スティーヴンです。相も変わらずの朴訥な表情ながらも、ロペスの息子や殺し屋兄弟の兄貴をいとも簡単に倒してしまいます。
 ヒューゴ・ブランコ(息子役)は好きなんやけど、早々と斃されてしまったな~。
 こうなってはロペスの怒りも収まらず、昔はスティーヴンと恋仲だったんでしょう......娘ピラールの願いも聞き入れず、荒野の復讐劇は駿馬の如く突き進みます。

 スティーヴンは父親の復讐のために軍隊を脱走したんですね。
 脱走兵を捕らえるべく、3名(だったかな)の騎兵隊がスティーヴンの捜索のため舞台に登場しました。ところが、どうも中途半端な描かれ方でして、もう少し物語と絡めるとこの作品にも味わいが出たと思うのは僕だけでしょうか。どう絡めるか......演出に関しては素人の僕には分かりませんが.....。

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 ↑好感度抜群の隊長ですね(?)。主人公の妹(右の女性)とは恋に落ちたのかな?

 いつまで経っても決着は付きません。
 「あんたは用済みじゃ。他の殺し屋を頼む」......ロペスの言葉にA.ベルティ演じる殺し屋グリンゴの残虐な性は容赦しません。先に兄貴を斃されたグリンゴですから、彼もまた“逆恨み復讐”みたいな感じでスティーヴンの命を狙います。後戻りは出来んのでしょう。怒りの弾丸をロペスとその娘に撃ち放つと、スティーヴンの妹ジュディを人質に国境超えを図ります(あれ、逃亡なのか?)。
 ラストはお決まりの“主人公は勝つ”ですが、そのスティーヴンの危機を救ったのが妹ジュディでした。彼女の石ころによる援護射撃で憎き殺し屋が斃されると言う“落ち”は、予想外の展開でぶったまげました。

 多少、物語に物足りなさを感じるのは僕だけでしょうか。
 やっぱり父親とロペスの関りが語られていないのが痛いかな。マカロニ西部劇とは言え、復讐劇である以上は知りたかった。誰か、その理由を教えてくださいな。スティーヴンとロペスの娘ピラーの恋愛劇も気になるところだね。
 それでも結構お気に入りの作品ではある。その一つにフェリチェ・ディ・ステファーノの音楽があります。このコンポーザーの作り出す音楽は独特でいつ聞いても良いですね。「これぞマカロニ」と言ったところです。

 監督のホセ・アントニオ・デ・ラ・ローマは監督業と言うよりも、脚本畑の方のようです(?)。マカロニ・ウエスタンでは『五匹の用心棒』や『黄金無頼』に脚本としての足跡を残されております。
 主演のアンソニー・ステファンはいつものステファン調です。
 共演陣もマカロニ西部劇ではお馴染みの面々が並ぶ。妹役のジュディはイダ・ガッリ(英名イブリン・スチュワート)でして、僕の頭の中では松原智恵子と重なるんですよ。『荒野の1ドル銀貨』や『続・さすらいの一匹狼』などのジェンマ作品ではお馴染みの女優さん。復讐相手の娘役を演じたのがジェンマ・クエルボと言うスペインの女優ですが、マカロニ西部劇では馴染みがない。本国ではかなりの大スターのようで、主にTV畑で活躍されているようです。息子役のヒューゴ・ブランコと殺し屋アルド・ベルティは、マカロニ西部劇では悪役として多くの作品で活躍されるので馴染みのあるFANも多いでしょう。殺し屋一味にはホセ・トーレスやジョバンニ・イワン・スクラチュグリアらの顔も見られます。棺桶屋の老人も“マカロニ西部劇のお爺ちゃん”フランコ・ペシです。騎兵隊の中尉はステリオ・キャンデリ、この方は『W Django!』がありますね。僕などはホラーエロス『悪魔の凌辱』でも馴染みがあります。

 満足度 : ★★★★☆

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 ▲ 国内版DVD 
 左がラインコミュニケーションズ版、 右が朝日新聞出版「マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 24号

 お~っと、「嵐を呼ぶプロファイター」の日本版ポスターが手に入らんな~。
 

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【作品 97】 Gentleman Jo...Uccidi 

 英題 : Gentleman Killer
 西題 : Gentleman Jo
 通称 : 殺し屋紳士ジョー

 制作国 : イタリア/スペイン
 制作年 : 1967年
 日本公開 : 劇場未公開作品

 Director : Giorgio Stegani (as George Finley)
 Story : Jaime Jesús Balcázar
 Screenplay : Jaime Jesús Balcázar
 (Melchiade Coletti [Italian dialogue])
 Original Music : Bruno Nicolai
 Song : 「Gold and Power」 sung by I Cantori Moderni
  CD : 『Gentleman Jo...Uccidi』 (Digitmovies CDDM 036)
 Runtime : 101 min


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 Joe Reese/Gentleman Joe : Anthony Steffen
 Colonel Ferreres  : Eduardo Fajardo
 Vicky : Silvia Solar
 Captain Clay Reese : Mariano Vidal Molina (as Vidal Molina)
 Larry : Benito Stefanelli
 'Monkey Face' : Antonio Iranzo
 Sam : Joaquin Blanco
 Ruth Morrison : Anna Orso
 

 原題は“紳士ジョー.....殺します”と訳された。
 他にも直訳すると“ねえ...紳士ジョーは...死者を与え...生きるために撃つ...”みたいな別題もある。
 英題も、西題も、“紳士”の文字がタイトルに入る。
 もしも日本で劇場公開されていたら“紳士の用心棒”とか、“紳士のガンマン”とか、そんな邦題になっていたのでしょうか。

 主演はマカロニ・ウエスタン映画ではお馴染みのアンソニー・ステファン。
 共演にはA.ステファンに対抗する悪役と言えばこの人、エドゥアルド・ファヤルドですね。と言ってもこの作品では『荒野の棺桶』、『荒野のプロ・ファイター』に次いで3度目の共演でしかないのかな。この作品の後に4、5本の共演作品がありますね。
 この作品でも見事な悪=憎まれ役を魅せてくれます。

 ▼ Eduardo Fajardo (left) Anthony Steffen (right)
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 ヴィダル・モリナは『ガンマン牧師』で知られるでしょうか。
 ベニート・ステファネッリ、ルイス・バーブーは多くのマカロニ・ウエスタン映画で顔を覗かせているのでお馴染みでしょう。僕的には印象が薄いのですが、悪玉の配下の一人を演じたアントニオ・ランソ(Antonio Iranzo)も7,8本のマカロニ西部劇への出演歴があるようですね。
 フランス出身の女優シルヴィー・ソラーもマカロニ・ウエスタン初期の作品に何本か出演があるようですが、この作品まで知らなかった女優さんです。

 軍隊が駐屯していた西部の町。
 今まさに軍隊が次なる任務のため町を離れようとしていた。
 町の人々の不安は大きい...メキシコの軍人崩れフェラーズ大佐を親玉とする悪人どもが町に居座り続けるからだ。悪党どもの歯止めとなる軍隊が去れば、彼らはさらなる無法の限りを尽くす。
 その町に残った者は治安を守るクレイ大尉一人だ。

 同じ頃、白い服を纏った紳士風の男ジョーが町を訪れる。
 その夜、ジョーは酒場にてフェラーズの配下と博打を打つが、配下の男はイカサマで不当な勝負に出た。さっそく揉め事勃発かと思うも、保安官代わりのクレイ大尉の登場で揉め事は回避される。
 結局、イカサマ男は大尉に連行され牢屋へぶち込まれる。
 これ以上のクレイ大尉の邪魔立ては許せないのか、フェラーズは配下を引き連れクレイ大尉のいる事務所を襲う。配下の男を牢から出すと、今度はクレイ大尉に私刑(リンチ)を行う。
 ただならぬ気配にジョーが駆け付ける。
 フェラーズの配下を斃しクレイ大尉を救い出すも、とき既に遅く大尉は息を引き取った。

 翌朝、配下の男の死を知ったフェラーズだが、逆にジョーの正義の銃弾が町を貫く。
 (ジョーの戦いの意味は...義か...それとも復讐か...復讐の意味は?)
 この戦いでフェラーズの数人の配下が斃され、(ジョーの仕業だと知ったのか)暴力的な勢いを持って男の捜索を始める。そして、ジョーは捕えられる。
 この捜索のシーンで流れるテーマ曲のスコアが良いですね。
 なんとなく映像とマッチしているようで、モニターを観ながら一緒に口ずさんでしまう。
 ここで一度は捕えられたジョーだが、証拠不十分の処分保留ではないがフェラーズはジョーを解放した。

 町では名士モリソンを中心に金塊輸送の任に当たる。
 ところが途中の岩山でフェラーズ一味の待ち伏せで輸送部隊は全滅、モリソンも命を落とす。この襲撃と言うか、金塊輸送のことをモリソンの妻から聞かされたジョーが岩山へと馬を走らせた。
 ここで再びジョーとフェラーズ一味の銃撃戦となる。
 ジョーの登場に町へ戻ったフェラーズはモリソンの妻ルースに詰問する。
 -----「誰が知らせた」みたいな感じなんかな?

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 ルース・モリソンを演じるはイタリア出身のアンナ・オルソ(Anna Orso)。
 マカロニ・ウエスタン映画はこの作品の後に『怒りの荒野』(1967)がありますが、この2本だけになるのかな。

 フェラーズはルースの娘を捕えるが、ジョーによって娘は救出される。
 正義の面(ツラ)を被った男は...フェラーズには察しが付いていた。そしてジョーを探し出しますが、ここで彼の正体が判明します。ジョーはクレイ大尉の弟だった。兄の復讐...町へ来た時の白い紳士風の服は仕舞い、彼がいま来ている軍服は無残にも殺害された兄の服であった。
 そしてジョーは捕えられる。
 悪党一味の暴力と酒を大量に飲まされるジョーだが、酒場の女ヴィッキーの機転で逃走に成功する。しかし、再び捕えられ、今度は町の人々が見守るなかでの銃殺刑が宣告された。
 今まさに刑が執行されようとしたその時、進軍ラッパの音ともに軍隊が町に現れる。
 町の人々の喜びも束の間、現れたのはメキシコ軍だ。
 アメリカの軍隊ではない----失望が町の人々を包む中、メキシコの軍人崩れフェラーズの喜びの声が...。
 その喜びの声に交じって銃声が...。

 普通は主人公のカッコ良いガンプレイで悪玉は斃されます。
 マカロニ・ウエスタン映画で何度も主人公を演じてきたA.ステファンなら余計期待しちゃいます。目を瞑りながらの拳銃さばき、地面を転がりながらの射撃...でもでも、この作品のラストは意外にも彼は何もしません。
 
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 ▲ 結局、彼を助けたのはメキシコ軍の指揮官だったんですよね。

 日本語字幕がないので想像ですが、クレイ大尉の形見みたいな物を手にしているので、この指揮官と兄のクレイ大尉は知り合いだったのかも知れません。
 うーん、そうすると町で起きた事態とそこに関わる人物について、メキシコ軍の指揮官は何故知ったんだろう。
 作品を見終わって生じた疑問ですね。
 それ以前に「紳士」の設定はどんな意味があったのかなと...。
 マカロニ・ウエスタン映画にそんな疑問は意味がありません。A.ステファンの活躍は前半に見られたし、ステッキに隠された小型銃の射撃もカッコ良かったしね。それにブルーノ・ニコライのスコアもなかなか素敵でした。
 
 監督のジョルジオ・ステガーニはイタリア出身の方で脚本業での貢献も多いようです。マカロニ・ウエスタンではこの作品の他に『続・さすらいの一匹狼』や『風の無法者』で知られております。日本での劇場公開のされたロマンス映画『ふたりだけの恋の島』もこの監督さんの作品ですね。


 満足度 : ★★★☆☆

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 ▲ アメリカ版DVD 【音声:英語、93分】

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 ▲ Gentleman Jo...Uccidi
 ▲ Italy Digitmovies CDDM-036 (Release : Jun-2005)


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【作品 96】 Garringo 

 英題 : Dead Are Countless
 西題 : Jugando A Morir
 邦題 : 追跡者ガリンゴ

 制作国 : スペイン/イタリア
 制作年 : 1969年
 日本公開 : 劇場未公開作品 / TV放映作品

 Director : Rafael Romero Marchent
 Story : Joaquin Luis Romero Marchent / Giovanni Scolaro
 Screenplay : Joaquin Luis Romero Marchent / Giovanni Scolaro
 Original Music : Marcello Giombini
 Runtime : 84 min


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 Lieutenant 'Garringo' Harris : Anthony Steffen
 Johnny : Peter Lee Lawrence
 Julie : Solvi Stubing
 Sheriff Klaus : José Bódalo
 Damon : Raf Baldassarre
 Doctor Grayson : Luis Induni
 Nancy Grayson : María Salerno (as Marta Monterrey)
 Harriman : Antonio Molino Rojo


 原題は主人公の愛称“Garringo”をそのままタイトルとしている。
 英題は直訳すると“数え切れないほどの死者”、西題は“死ぬために遊ぶ”と言った感じになるようだ。
 作品の流れを考えると邦題の『追跡者ガリンゴ』も地味ではあるがあながち的外れではない。邦題があると言うことは劇場公開作品かと思ったら、実は劇場未公開作品でした。その代わりと言っては変ですがテレビでの放映があったようです。そのテレビでの放映は悔しいけど観てはおりませぬ。

 冒頭、少年ジョニーの目の前で父親が銃で撃ち殺されます。
 撃つ方も撃たれる方もともに軍服...裏切り者の始末と言うことか。その理由は分かりませんが、ジョニーはその場から逃げ去ります。
 ジョニーはクラウスと言う男に保護され、彼の下で成長していく。

 この序盤に流れるメロディが素敵だ。
 マカロニFANにはお馴染みのマルチェロ・ジョンビーニ(Marcello Giombini)のスコアですが、乾いた西部の大地を優しく包み込むようなメロディのなか、少年ジョニーは成長していく。
 そして銃に対する気持ちも強く、養父クラウスによる手ほどきも始まる。

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 画面は少年ジョニーの回転する姿に合わせて、若者へと成長したジョニーに切り替わる粋な演出だ。
 そのジョニーは復讐鬼へ化す。
 軍人すべてが父の仇とでも言うのか見境もなく軍人を撃ち殺し、襟元の肩章を剥ぎ取ると父の墓標へと手向ける。かつて父を殺した男が同じく襟元のを剥ぎ取ったように...。

 軍人殺しの声明文でも送ったのか...軍本部ではひとりの男に殺人犯の捜索を命じる。
 ガリンゴだ。
 しかし、このガリンゴもまた軍法違反か、何かの罪で牢の中だ。多分、殺人犯の捜索と罪の免除がセットになるのであろう。そして、ガリンゴは強引な手段で次々と殺人鬼ジョニーの行方を聞き出していく。女を水攻めで(ティト・ガルシア=Tito Garcíaの姿も)、酒場では狼藉を働いての情報の無理強い、無法者の男たちは縄で縛り上げ最後はその命を奪う...悪党顔負けの活躍ではないのか。

 ガリンゴに甚振られる無法者の男がいい。
 バルタ・ バリ(Barta Barri)に、フランク・ブラナ(Frank Braña)だ。
 片や市井の人物だけでなく小悪党を演じさせても乙なもの(Barta Barri)、片や多くのマカロニ西部劇で悪党を演じ続けてきたバイプレーヤー(Frank Braña)。
 彼らのような役者が登場すると僕は自然と笑顔がこぼれる。

 ▼ Barta Barri (left) Frank Braña (right)
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 その頃、ジョニーは育ての親クラウスを訪ねます。
 保安官に就任した養父に戸惑いを感じつつも、美しき女性へと成長したジュリー、実の子のようにジョニーを愛しむ養父、3人は楽しい時間を過ごした。

 翌日でしょうか、映画ならではの奇跡が起きます。
 怪我を負ったガリンゴが意識朦朧の中でやって来て倒れ込んだのが3人が過ごす家。
 そのガリンゴを見てジョニーが広い荒野の地で仲間の死を探し当てる。
 これを偶然と片付けて良いのだろうか...それ以前にジョニーはガリンゴのことを知ったいたのかと言う疑問が湧いてきた。それとも自分を探している軍人上がりの男がいるって聞いていたのかな~?
 ま、これで作品の質が落ちるワケではないので気にはしませんが...。

 意識の戻ったガリンゴはジョニーの養父クラウスに真実を伝える。
 “ジョニーは軍人殺し”
 一方、ジョニーは医師の娘(妻?)ナンシーの気を引こうと彼女の前で愛嬌を振りまく。その努力が功を成したのか、ナンシーの笑顔がジョニーに向けられた。
 喜ぶジョニーだが、そこに現れたのがガリンゴである。
 「2人の対決か」...町は一瞬凍りつくも、それを救ったのがクラウスである。
 保安官と言う使命のためジョニーを捕えたのか、それとも彼を捕えることでその身を守ったのか。どちらを選択するかは観る者の判断に任せるしかないのであろう。
 
 ここでハリーマンに唆された二人の男(ダモン&名無し)が動く。
 彼らは保安官を人質にジョニーの釈放を勝ち取ると、ガリンゴを捕える。そして、ジョニーをリーダーに軍の荷駄を襲う(ハリーマンの狙いは金塊か)。
 ところが名無しの無法者は分け前の少なさからジョニーに刃向かい逆に斃される。一方、ダモンはジョニーに理解を示したのかその場を後にする。ジョニーは奪った金塊を洞窟の中に隠すが、その隙にガリンゴを助けたのがハリーマンであった。
 ハリーマンの狙いはガリンゴとジョニーの共倒れか...ジョニーの隠し持つ金塊を..。
 その狙いもガリンゴの銃弾で命を終えることとなる。

 傷を負ったジョニーを町の人たちは冷たい視線で迎える。
 そこに本性を現したダモンが登場...ジョニーの隠す金塊が狙いなのか。「撃たないでくれ」と必死に懇願するジョニーに向けて数発の銃弾が飛ぶ。
 そして新たな悪党の出現にガリンゴの怒りの銃弾が...。

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 主演のアンソニー・ステファン、ピーター・リー・ローレンスは説明不要の存在ですね。
 お二人はこの作品の翌年にも『Arriva Sabata!』で共演されていますが、そちらの作品は幾分コメディも加味された内容です。作品的には断然、『追跡者ガリンゴ』の方が良いでしょうか。
 ただし、同じP.L.ローレンス主演と言うことで、僕の中では『つむじ風のキッド』とストーリーが混乱するんですよね。どちらも犯罪者で逃亡の身、そして最後は悲しくも命を終えると言う結末です。作品の土台は違うんでしょうが、僕の頭の中は常に銃弾が飛び交っていて整理できません。ま、両方とも大好きな作品ではありますが。ただね~、復讐とは言え、「何人殺せば良いの」って感じはしましたです。単なる虐殺&連続殺人魔にしか見えなくなる危険性もある。それを考えた場合、家族(血は繋がらないが)を前にする屈託のないジョニーを、僕らは違和感なく見ることが出来るであろうか。
 そう言えば序盤のA.Steffenの罪状の件はどうなった?
 共演陣では養父役を演じたホセ・ボダロが最初に目に留まります。
 『続・荒野の用心棒』での革命の軍人崩れ、『黄金無頼』の狂気の悪玉など悪役ぶりが有名ですが、僕はこの作品のような善人役も捨て難いと思っております。
 他に僕らマカロニFANにお馴染みの俳優さんと言えば、ラフ・バルダッサーレ、ティト・ガルシア、ルイス・インディアム、アントニオ・モリノ・ロホらでしょうか。

 女優のソルフィ・ステュービング(Solvi Stubing)はドイツ出身。マカロニ・ウエスタン映画では『盲目ガンマン』への出演があるようですが、僕は正直なところ出演シーンなどは覚えておりません。
 スペイン出身のマリア・サレルノ(María Salerno)は『マクレガーのためのより多くのドル』や『ガンマン牧師』への出演があります。
 
 監督のラファエル・ロメロ・マルチェントはスペイン出身で、兄のホアキン・ルイス・ロメロ・マルチェントも映画監督ですね。兄弟揃って素晴らしきマカロニ・ウエスタン映画を撮ってまして、このご兄弟はマカロニFANには有名な存在でしょうか。でもマカロニ西部劇も含めて日本で劇場公開のされた作品はほとんどないよね(?) その意味では一般の映画FANにはどうなんでしょうか。
 この作品でもカルロス・ロメロ・マルシェントが出演されてましたね。どちらの息子さんなんでしょうか。役どころはラストでのRaf Baldassarreに従う3人の男たちの中の一人、一番若いガンマンだと思います。
 音楽はマカロニ映画ではお馴染みのマルチェロ・ジョンビーニ。有名なところでは『拳銃のバラード』や『西部悪人伝』、『西部決闘史』になろうか。本作もそろそろCD円盤化がされても良いんじゃないかな。こんなに素敵な音なのにCD化がされていないのは残念の一言に尽きる(2013年4月現在)。

 満足度 : ★★★★☆

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 ▲ イタリア版DVD 【音声:イタリア語、94分】


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【作品 95】 Franco E Ciccio Sul Sentiero Di Guerra 

 英題 : Paths of War
 通称 : 戦争への道

 制作国 : イタリア
 制作年 : 1969年
 日本公開 : 劇場未公開作品

 Director : Aldo Grimaldi
 Story : Bruno Corbucci / Giovanni Grimaldi
 Screenplay : Giovanni Grimaldi
 Original Music : Roberto Pregadio
 Runtime : 95 min


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 Franco Lo Cascio : Franco Franchi
 Ciccio Spampinato : Ciccio Ingrassia
 Jeff : Renato Baldini
 Lucy Foster : Adler Gray
 Indian Chief : Joseph P. Persaud
 Wowoka : Turam Quibo
 Martin / Morgan : Stelvio Rosi
 Colonel Foster : Gianni Solaro


 原題は“フランコとチッチオの戦争の道”となるのかな。
 英題も同じく“戦争の道”となりますが、この「道」の意味は所謂“Road”や“Street”における「道」とは違うようです。人に踏まれてできた道、森を切り開いて通り道をつくる、人の歩くべき道、文明・思想・行動などの方向・進路・方針...などに使われるようです。
 そのことを考えると、この作品は戦争を皮肉った...ある意味、反戦的な意味合いもあるのかな~と勝手に想像もしましたが、いざ作品を観てみるとそれはあまり関係ないみたいですね。

 イタリアで爆発的な人気を誇ったコメディ・コンビ、フランコ・フランチとチッチョ・イングラシアの主演によるコメディ映画です。日本では考えられんでしょうが、本国イタリアでの人気は絶大であり、このコンビによる映画は50本はあるのかな?60、70...?その中で僕が固執するマカロニ・ウエスタン映画では10本か(ゼロも含めて)。このコンビによる映画は結構楽しめる作品なんですが、日本国内での映像媒体のソフトがリリースされない以上はその楽しさも広がらんでしょうね。

 お話しはナポリ/シチリア王国のブルボン朝の時代でしょうか。
 フランコとチッチョは軍に所属する兵士(赤シャツを着ていたので赤シャツ隊?)でしたが、何故だか逃亡を図ります。逃げ場に窮した二人は空き箱の中に身を隠しますが、この空き箱はアメリカのテキサスに向けて運ばれる荷の一部でした。

 舞台は突如、そのテキサスと思われる地に移ります。
 フランコとチッチョは開拓者のキャラバン隊とも思われる部隊にその身を置いています。この隊はジェフと言う男が率いていますが、再三にわたるインディアンの攻撃に悩まされていました。
 インディアン=悪者みたいな図式がこの作品でもありますね。
 僕たちは白人の土地奪取を正当化するために、インディアンを悪者として仕立て上げた悲しい歴史を忘れてはいけません。
 そのインディアンの攻撃を防いだ一行は西部の町に着きます。
 この地で軍隊(騎兵隊?)に保護されたんでしょうか。彼ら一行の姿が軍内部にあります。

 ここ辺りから軍とインディアンの絡みが出て参りますが、日本語字幕がないので内容はサッパリです。
 ただインディアンとの戦いで軍(騎兵隊?)は苦戦を強いられていたようで、その意図は分からないがキャラバン隊(?)の隊長ジェフはフランコとチッチョは町に置いて行きます。ドジばかり踏むので使い物にならんと思われたんでしょうか...。
 そのジェフがインディアンの酋長と会ったりするシーンもあるんで他に理由があるのかも知れません。

 騎兵隊でのフランコとチッチョは相変わらずの“底抜け脱線”コンビを見せます。
 日本語字幕がないので言葉のやり取りは分かりませんが、彼らの動きを見てるだけでも楽します。しかし、同じ彼らのコンビ物である『西部の2人組ギャング』や『テキサスから来た2人のリンゴ』などの映画と比べると、“西部劇度”が落ちる分だけ僕には楽しさも半減でした。
 それとジェフや軍内部とインディアンの関係など裏で悪事が進行している節も見受けられるも、最後まで何事もなく進んでしまった。フランコとチッチョの“底抜け脱線”コンビがドタバタ喜劇を演じるなかで、悪事が葬られるお決まりのパターンを想像しただけに拍子抜けしたのも事実です。

 軍=騎兵隊は飛び出た彼らの姿が、今度はインディアンの集落にあります。
 この辺の流れは唐突すぎ...。
 仲間として受け入れる儀式なんでしょうか、暴れ馬を手懐けるシーンや斧を投げ合うシーンなどがあります。どれも失敗と言うか、偶然と言うか、まともな合格点が取れる結果ではないようですが、インディアンの酋長には満足だったのか見事合格です。
 彼らのご褒美は集落の美女2人をそれぞれの妻に与えられると言うものでした。
 フランコとチッチョはインディアンの酋長の跡を継ぐことになるのかな。

 主演はフランコとチッチョの凸凹コンビ。
 さて共演陣ですが、レナート・バルディーニは『革命児カランチョ危機連発』や『続・荒野の無頼漢』、『ミスター・ノーボディ2』などの作品があり、この作品の中では一番馴染みがあるでしょうか。酋長役のJoseph P. Persaudも『大西部無頼列伝』や『ダーティセブン』に出演されていたようですが、僕は思い出せませんでした。ジャンニ・ソラノもマカロニ・ウエスタン作品は何本かあるようですが、この方も僕の記憶は薄い方です。今度、「G」の項目のとき調べてみたいと思います。
 女優のアドラー・グレイはイタリア出身です。観たことあるような、ないような...『ジャンゴ対サルタナ』に出演されていたようです。1969年から1977年にかけて11本の映画がありますが、マカロニ・ウエスタンは2本だけのようですね。

 監督のAldo Grimaldiはイタリア出身。監督業としてのマカロニ・ウエスタン作品はこの作品のみのようですが、脚本で『復讐の4ドル』に、ディレクターとして『情無用のコルト』の作品があるようです。脚本にはかのブルーノ・コルブッチ先生が名を連ねております。
 音楽はお馴染みのロベルト・プレガディオです。
 先にCDを何度も聴いていたので作品を観ると、その曲調が作風にピッタリと言うことが分かりました。僕は結構、フランコとチッチョのコンビニよる映画の音楽が好きなんですよね。聴いていて楽しくなるし、病院に入院中はよく聴いておりました。 
 

 満足度 : ★★☆☆☆

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 ▲ イタリア版DVD 【音声:イタリア語語、88分】
 
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 ▲ Franco E Ciccio Sul Sentiero Di Guerra
 ▲ Italy Digitmovies CDDM-185 (Release : 2-May-2011)


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【作品 94】 Faccia A Faccia 

 西題 : Cara A Cara
 英題 : Face To Face
 邦題 : 血斗のジャンゴ

 制作国 : イタリア / スペイン
 制作年 : 1967年
 日本公開 : 1968年劇場公開作品

 Director : Sergio Sollima
 Story : Sergio Sollima
 Screenplay : Sergio Sollima / Sergio Donati
 Original Music : Ennio Morricone
 Runtime : 108 min


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 Solomon 'Beauregard' Bennet : Tomas Milian
 Professor Brett Fletcher : Gian Maria Volonte
 Charlie Siringo : William Berger
 Maria : Jolanda Modio
 Williams : Gianni Rizzo
 Zachary Shot : Aldo Sambrell
 Vance : Nello Pazzafini
 Maximilian de Winton : Angel del Pozo
 Aaron Chase : José Torre
 Cattle Annie : Carole André


 原題は直訳ソフトでは“対立”と訳されました。
 西題良い、そして英題は“向かい合って”みたいな感じになりまして、この作品の内容と見事に合致するタイトルと言えるのではないでしょうか。
 それに比べると、邦題の“血斗のジャンゴ”はお粗末であります。
 そもそもジャンゴなる登場人物はおりませんで、明らかにマカロニ・ウエスタン界の有名なキャラクター名をタイトルに使っただけですね。

 主演はトーマス・ミリアンとジャン・マリア・ヴァロンテです。
 マカロニ・ウエスタン界の二大スターの競演...と言いたいところですが、撮影中の2人の不仲は有名なようでして、その裏話しは尾ひれ背びれを伴いながら流れ伝わって参ります。
 共演陣も豪華絢爛...マカロニ・ウエスタンの常連役者が目白押しで、そうした人たちの姿が見られるだけでも僕には嬉しい作品であります。序盤ではお決まりのリック・ボイドの“あっという間の退場劇”もありますし、女優陣もキャロル・アンドレに、リンダ・ヴェラス、リディア・アルフォンシ、そして『暁の用心棒』で僕を魅了したヨランダ・モディオですよ。
 余談になりますが、ヨランダ・モディオは僕のマカロ二界のBest5女優なんですね。
 最も『暁の用心棒』、『死の谷のサルタナ』以外では役に不満もあり、その美しさが引き立てられていないのが残念ではありますが..。

 作品の内容については作品自体の質の高さ、国内版の映像媒体のリリース等々で有名ですので簡単に..。

 東部で大学教授を務めるブレッド (G.M.Volonte) が病気療養のため西部に滞在します。
 そこに凶悪犯ボー・ベネット(T.Milian) を捕えた護送車が休憩のため訪れます。ボーは保安官らの隙を突き、ブレッドを人質に逃走を図る。ここからボーとブレッドの間に奇妙な友情みたいな関係が生まれます。
 この時点ではボーはあくまでも凶悪な人物と言う雰囲気でしたが、多くの仲間(と言うか根城で暮らす人々)の元に戻るまでの彼の姿や、その仲間との関係なんかを見ると全然悪党ではありません。悪党どころか、仲間を想う良い奴と言うのが僕の感想でした。
 もっとも銀行強盗とか、駅馬車強盗とかを生業にしてるので決して褒められはしませんが..。

 そのボーを捕えるため仲間に加わる振りをしてシリンゴ (W.Berger) と言う男が根城に住み着く。
 そして、そのシリンゴを交えて銀行強盗の計画が進められ、計画の立案をブレッドが立てることとなった。銀行強盗はシリンゴの密告で露呈され、保安官や町の住民との銃撃戦が展開される。この中でボーは捕えられ、多くの仲間がその命を失った。

 ブレッドは自らが立てた強盗のシナリオが潰されたことに怒った。
 そして、その怒りの矛先は捕えられたボーに代わって仲間の頂点に立つと言うことに向けられる。それも「力による支配」だった。
 力...暴力...ボーとは違った支配である。
 しかし、仲間の心までは掴むことは出来ず、ここに仲間割れも生じさせる。

 同じ頃、ボーの仲間たちの暮らす根城を一網打尽にするべく町の実力者や自衛団が動き出す。その中にはボーが信頼を寄せるザカリー (A.Sambrell) の姿があった。仲間を売る...裏切である。
 根城は襲われ、命を繋いだ者たちは逃げ延びる。
 そして、それを追う「正義」の名の元に虐殺者と化した町の住民たち。
 さらに牢を脱獄したボーと、そのボーを追うシリンゴ。

 物語は男たちの決着でその幕を閉じようとしている。

 悪に手を染めると坂道を転げ落ちるかのように簡単に「悪」と化す。
 一方で本来の「悪」はどこで「善」に目覚めたのか。
 互いに相反する二人が行動を共にすることで心を刺激し合い、それぞれが別の自分に目覚めていく。気弱な大学教授が徐々に暴力への抵抗感をなくし残酷な心を表し始める。ジャン・マリア・ヴァロンテの演技はさすがである。
 正直な感想を言うならばトーマス・ミリアンの変心が弱いかなと..。

 ボーの腹心ヴァンス (Nello Pazzafini) の恋人マリアがヨランダ・モディオの役どころでした。
 中盤にブレッド(G.M.Volonte) に暴力的に穢され、その野性的な姿に心が奪われたのか、以後はブレッドの恋人のようになりました。
 銀行強盗の際の退却で銃弾を受け、命を落とします。
 (あれ...ネロ・パッツァフィーニって、その後はどうなったんだ?)

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 ▲ Jolanda Modio 水浴びするシーン(左)と最期のシーン(右)

 監督はイタリア出身のセルジオ・ソリーマ。寡作ながらも素晴らしいマカロニ・ウエスタン作品を撮り、その支持は厚い。
 この作品でも単なる撃ち合いに終始するんではなく、二人の男(シリンゴも含めると3人)の心理を描き出しながら記憶に残る作品に仕上げているのはさすがである。  
 
 音楽は巨匠エンニオ・モリコーネ。
 素晴らしいの一言に尽きますね。テーマ曲も秀悦ですが、“Intermezzo”(間奏曲)の副題が付いた曲の美しさは格別だし、根城で仲間たちが楽しそうに踊る曲なんかも良いですね。シリンゴもその曲に合わせて踊る人たちの姿に触れ、鉄のように固い心も微かに揺れたのかも知れませんね。
 やっぱりマカロニ・ウエスタンは音楽が最高だね~。

 満足度 : ★★★★☆

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 ▲ 国内版DVD 【音声:イタリア語/英語、日本語字幕、107分】
 『 MACARONI WESTERN BIBLE 殺戮編 』4枚組
 他に『荒野の無頼漢』、『真昼の用心棒』、『サルタナがやって来る / 虐殺の一匹狼』
 
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 ▲ Faccia A Faccia
 ▲ Japan Verita Note VQCD-10061 (Release : 23-Apr-2008)


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