男優 95 German Cobos 

 1927年07月07日 スペイン/アンダルシア州セビリア -

 マカロニ・ウエスタン映画を観る楽しみの一つが“役者さん”です。

 ■ この作品では悪役を演じているのか。
 ■ あの作品と雰囲気が全然違うな。
 ■ この作品の方が綺麗だな.....惚れ直したか。
 ■ この作品にも出演していたのか.....マカロニ西部劇は全部で何本になるんだ?
 ■ あの作品ではすぐに撃ち殺されたのに、この作品では粘るな。

 その一方でマカロニ・ウエスタン映画ではあまり見掛けない俳優さんもいる。
 ジュリアーノ・ジェンマのマカロニ・ウエスタン映画『荒野の一つ星』を初めて観たときがそうだった。
 「この俳優.....初めて拝む顔だな」
 それなのにストーリーに絡む重要な役どころだ。一体、どこのどいつだ。そうなると気になって眠れないのが僕の性分だ。20年ほど前になろうか.....今と違って、まだまだインターネットが“普通”ではない時代だ。結局、何も分からず暫くは睡眠不足が続いた(ホンマかいな?)。

 ジャーマン・コボス...マカロニ・ウエスタンは5作品程か。
 他にスペイン産の西部劇もあるが、僕は彼の出演作品は3作品で縁がある程度になる。

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 ▲ 『荒野の一つ星』より

 『荒野の一つ星』 ―― この作品でG.ジェンマ演じる保安官に協力し、殺人犯の汚名を着せられた彼の無実を証明するために奮闘する。紳士然とした大人の魅力/渋さを感じさせる演技も良いではないか。

 IMDbサイトでは2007年までの間に118の映画/TV作品に足跡を記している。
 スペインを代表する俳優さんに違いないのでしょう。
 そのデビューは古く、同サイトでは1951年のスペイン映画『La Leona De Castilla』と言う作品から彼の足跡を刻む。作品の内容は定かではないが、スペインの歴史を描いた映画のようです。
 銀幕へのデビュー以降、1950年代のG.コボスは数多くの映画への出演が続いた。
 その勢いは1960年代も引き継がれていく。

 しかし、残念なことに一般の映画FANには馴染みのない作品と言えようか。
 それは僕とて同じことが言える。
 スペイン映画の悲しさか...イタリアやフランス映画、そしてハリウッド映画のようにはいかない。

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 写真左から、
 『撃墜王 アフリカの星』Poster (Der Stern Von Afrika 1957・独/西)
 『地獄の決死隊』Poster (Un Taxi Pour Tobrouk 1960・仏/西/独)
 『竜騎兵総攻撃』Poster (El Valle De Las Espadas 1963・西/米)

 上記の3作品は当時、日本にて劇場公開のされた作品のようであります。
 僕自身は未見ですが、ともに内容的には“戦争/ドラマ”と記されていますね。さらに映像媒体のリリースがそれぞれDVD、ビデオと言う形式で日本でもありました(『竜騎兵総攻撃』は不明)。当時の映画FANにはこの作品でG.コボスに接した方もいることでしょう。

 1964年にはスペイン制作の西部劇映画で主演を務めます。
 これまた僕は未見ですが、そのうちの1作『駅馬車の男』はフランスにて他作品とのカップリングでDVD映像がリリースされているようだ。

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 写真左から、
 『Fuerte Perdido 』Poster (1964・西)
 『駅馬車の男』Poster (El Hombre De La Diligencia 1964・西)

 そして1967年、G.ジェンマ主演の『荒野の一つ星』への出演と続きます。
 冒頭でも記したように主人公に協力し、西部の町に蔓延る悪党どもを退治すると言う重要な役柄でした。
 同じ年の『ローラ・コルト』では一転して悪玉の主人公を演じます。

 もともと、映画のジャンルを問うことなく活躍される俳優さんです。
 マカロニ・ウエスタン映画は作品の一つとして出演されただけで、映画全体を見たときには素晴らしい活動履歴であります。まさにスペイン映画界を代表する俳優さんの一人と言えるのでないだろうか。
 繰り返しになりますが、スペイン映画の悲しさか...。
 その俳優としての名声がストレートに日本に伝わることはありません。

 日本での劇場公開の少なさ。
 日本での映像媒体のリリースの少なさ。

 1975年 『カラスの飼育』 (Cría Cuervos・西)
 1987年 『欲望の法則』 (La Ley Del Deseo・西)
 1988年 『マンマ・ミーア人生』 (I Picari・伊/西)
 1990年 『インセスト/近親相姦』 (Contra El Viento・西)
 1995年 『電話でアモーレ』 ( Boca A Boca・西)
 (邦題の付く作品のみを列挙)

 この中で『マンマ・ミーア人生』と『インセスト/近親相姦』の2作品は日本では劇場未公開作品であり、過去にビデオの映像媒体がリリースされた作品です。
 僕自身、手元にある映像媒体は『マンマ・ミーア人生』(拙ブログの派生No.16参照)だけです。
 
 ジャーマン・コボスのマカロニ・ウエスタン映画を下に掲げてみました。
 ユーロ・ウエスタンとマカロニ・ウエスタンの区分は僕には定かではありません。
 一応、『The Spaghetti Western Database』のサイトでは2作品にユーロ・ウエスタンのマークが付いておりましたので、それに習って段落を一行開けただけです。
 この中で僕が持つ映像媒体は3作品と言う寂しさは置いといて...。
 日本で劇場公開作品は『荒野の一つ星』のみでしょうか。あと『ガンマン牧師』はTV放映がされたようですが、僕は記憶がないのでTVでは観ていないのでしょう。
 紳士です。
 ダンディです。
 でもでも悪いことをしたら女性でも許さず手を出します(『荒野の一つ星』)。
 悪党でも紳士であり、渋さが滲み出ております(『ローラ・コルト』)。
 町の住民でもやっぱりトランプはいつも持ち歩いています(『ガンマン牧師』)。

 3作品しか観ておりませんので他に書きようがないので...筆を置くことにします。
 

 ■ ジャーマン・コボス in Macaroni Westerns ■

 El Hombre De La Diligencia 駅馬車の男 1964
 Fuerte perdido - 1964

 Wanted 荒野の一つ星 1967
 Lola Colt ローラ・コルト 1967
 Sangue Chiama Sangue 血が血を呼ぶ 1968
 Quinto: Non Ammazzare 殺さないクィンタナ 1969
 Reverendo Colt ガンマン牧師 1971


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 ▲ Wanted
  ■ 賭博師(?).....何故か、主人公(G.ジェンマ)に協力しその危機を救う。

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 ▲ Lola Colt
  ■ 町を荒らし支配しようとする悪玉の親分.....ラストで斃される。

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 ▲ Reverendo Colt
  ■ 町の住民でしょうか.....特に何をするワケではありませんが要所要所に姿を見せる。


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