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男優 91 George Rigaud 

 1905年08月11日 アルゼンチン/特別区(どの州にも属さない)ブエノスアイレス出身 - 1984年01月17日

 西部劇...乾いた荒野を生きる孤独なガンマン、保安官、メキシコの山賊や盗賊、酒場でカードに興じる人々やダンサー、ネイティブ・アメリカン。ある意味、西部劇映画を代表(特徴)する人々でしょうか。
 少年期の僕はそうした人たちを別世界に生きる人のように珍しい目で見ていた。
 しかし、それだけでは映画は成り立ちません。
 西部の町にだって普通に暮らす人々もいます。
 床屋さんだったり、医者だったり、銀行員だったり、そして普通のお父さん、お母さん...。

 ジョージ・リガウドも市井の人を演じることが多かった俳優さんですね。
 
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 ▲ 『殴り込み兄弟』から (右から2人目の白シャツの男)

 上の画像は代表作の一つ、1967年の『殴り込み兄弟』からの一コマです。
 その前年の『禿鷹のえさ』の続編ですね。G.リガウドと言えば、この2つの作品を思い浮かぶマカロニFANも多いかと思います。エンニオ・モリコーネの音楽も素敵ですが、作品そのものも楽しく観ることが出来るのではないでしょうか。

 IMDbサイトでは多くの作品に足跡を記し、その数は200本を超えます。
 その銀幕デビューはとても古く、同サイトでは1932年のフランス映画『Grains De Beauté』と言う作品から足跡を綴っている。続く作品もフランス映画であり、1930年の活動は作品を見る限りではフランスやヨーロッパ中心のようです。
 1940年代に入ると母国アルゼンチン映画への出演も見られる。

 また、アメリカ映画への出演も何本か見受けられ、この時代のG.リガウドの活躍は、ヨーロッパ大陸やアメリカ大陸をまたにかける(股に掛けて)と言う表現が相応しい姿ではないでしょうか。

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 写真左から(ネット上から)、
 『暗黒街の復讐』Poster (I Walk Alone 1948・米)
 『札束(ゼニ)がすべて』Poster (Du Rififi Chez Les Femmes 1959・仏/伊)
 『楽しい泥棒日記』Poster (The Happy Thieves 1961・米)

 上の画像はこの時代のG.リガウドの出演作品の中で邦題の付く作品を3本掲げました。
 3本の中で真ん中の作品は日本での劇場公開があり、他の2作品は劇場未公開作品ですがTV放映がされた作品のようです。僕自身は観たことがありませんので、G.リガウドの役どころなどは分かりません。

 1960年代に入るとヨーロッパ/イタリアでの俳優生活が中心となったと思われます。

 セルジオ・レオーネ監督の『ロード島の要塞(Il Colosso Di Rodi)』
 アントニオ・イサシ監督の『フォンテンブローの決戦(La Máscara De Scaramouche)』
 クリスチャン=ジャック監督の『黒いチューリップ(La Tulipe Noire』

 作品自体は観た記憶はないもののタイトルだけは耳にしたことがある作品への出演が続く。

 1965年、ついにマカロニ・ウエスタン映画『荒野の棺桶』に出演と言う運びとなりました。
 既に齢60を数えましょうか...この作品で主人公ガンマン(A.ステファン)を支える重要な役どころを演じますが、まさにベテランの俳優だけが出せる“いぶし銀”的な味わいで僕らを魅了します。
 1966年には『夕陽の墓場』、そして代表作とも言える『禿鷹のえさ』と続いた。この2つの作品は日本でも劇場公開がされているので、当時の劇場で観られたマカロニFANも多いことでしょう。僕は観てません(泣)

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 写真左から『荒野の棺桶』CD、『この盗賊どもからは、埃と死の匂いが立ちのぼる』CD、『荒野のライフル』CD

 マカロニ・ウエスタン映画の楽しみは作品を観ると言う以外にも、その音楽を“音の鳴る円盤”で聴くと言った喜びもあります。G.リガウドの出演された作品も、多くの作品で“でじたる”円盤化がされていますが、残念なことに『禿鷹のえさ』と続編の『殴り込み兄弟』が未だに円盤化されておりません。しかも巨匠エンニオ・モリコーネ先生がスコアを書いているだけに一日も早い円盤化を期待しております。
 (『荒野のライフル』は純粋にはマカロニ・ウエスタンとは違うかもしれませんが.....)

 マカロニ・ウエスタン以外にも様々な映画への出演は続いています。
 その中では邦題の付く作品も多く、日本でも映像媒体がリリースされた作品も少なくありません。その意味ではお目に掛かる姿も比較的多い俳優さんなのかなと思います。
 そのマカロニ・ウエスタン映画以外の出演作品を見てみましょう。

 毎度お馴染みの押し入れの段ボール箱を探してみます。

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 写真左から、
 『ロスト・コマンド』DVD (Lost Command 1966・米)
 『空爆大作戦』Video (La Battaglia D'Inghilterra 1969・伊/仏/西)
 『ルチオ・フルチの幻想殺人』DVD (Una Lucertola Con La Pelle Di Donna 1971・伊/西/仏)
 
 『ロスト・コマンド』はアンソニー・クインとアラン・ドロンの競演で知られる作品。“インドシナ戦争後に新任地へついたフランス軍将校が、かつての戦友との哀しき再会や部下の宿命的悲恋を目の当たりにしながら非情に任務を全うしていく姿を描いたドラマ”とある(allcinemaより)。この作品では帰還した主人公(A.クイン)を迎えるシーンに神父役で登場している。
 『空爆大作戦』も戦争物の一作でマカロニ・コンバットとも言えようか。マカロニ俳優の出演も多く、フランチェスコ・デ・マージのスコアも聴き物の見応えありの作品だ。英国軍の撤退に紛れてドイツのスパイがロンドンに入り込む。そしてドイツ軍の空爆が開始され...。G.リガウドは序盤過ぎの英国軍上層部の会議に将軍の一人として登場するが正直、見せ場はなし。その代わりと言っては変ですが、ルイジ・ピスティッリの非情な姿に徹す演技、これまた美味しい役どころを掴んだアイダ・ガリ(=E.スチュワート)が踏ん張ります。
 『ルチオ・フルチの幻想殺人』は(ソフト)邦題が表すようにルチオ・フルチ監督の撮ったジャッロ物。DVDパッケージにある一文に“残酷演出と先鋭的映像が交差する華麗なる悪夢の世界。イタリアン・スプラッターの帝王による幻の傑作ジャーロ”とありますが、傑作か否かは別として僕的には楽しめた作品です。殺人の悪夢に悩む主人公がカウンセラーを受けるワケですが、その精神科医の役どころで出演されております。

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 ▲ 『ルチオ・フルチの幻想殺人』より

 日本版DVDのベースはUSA版なんでしょう。タイトルは英題で翻訳すると「トカゲの肌をした女」となる。これはイタリア題も同じ意味です。G.リガウドは先にも記しましたが、精神科医の役...これ以上特記事項はありません。音楽はエンニオ・モリコーネですが、この手の作品でときどき取り入れる前衛的な感じの冷たい(クール)スコアが聴かれます。

 映像ソフトの次は音盤での出演作品の紹介に流れます。
 

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 写真左から、
 『キス・キス...バン・バン』CD (Kiss Kiss...Bang Bang 1966・伊/西)
 『続・シンジケート』CD (Il Consigliori 1973・伊/西)
 『Gatti Rossi In Un Labirinto Di Vetro』CD (1975・伊/西)

 ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニ・スパイ物『キス・キス...バン・バン』はブルーノ・ニコライのスコアですね。微妙にコメディの味付けがされた作品だけに明るいPOP調を思わせるテーマ曲が印象的です。この円盤は国内盤ですが、その2,3年後かな、再び1曲増曲の国内盤がリリースされております。
 同じくB.ニコライが書いた『Gatti Rossi In Un Labirinto Di Vetro』はジャッロ物でしょうか。この作品は未見ですが、音の方は素晴らしくお勧め盤の一枚であります。
 リズ・オルトラーニがスコアを書いた『続・シンジケート』も未見であります。
 
 ジョージ・リガウドのマカロニ・ウエスタン映画への出演本数は多いですね。
 どの作品にもベテラン俳優らしく渋い味がにじみ出ておりますし、結構ストーリーと深く関わる役どころもあるなどマカロニ西部劇にはお馴染みの俳優さんの一人とも言えましょうか。
 基本的に銃を手にするタイプではありません。
 市井の人物、それも『禿鷹のえさ』や『殴り込み兄弟』のイメージが強いせいか、お父さん役が似合いそうな印象があります。『新・荒野の七人/馬上の決闘』でも少年の良き父親役と言う役どころでした。この作品はアメリカ映画ですが、西欧では“Spaghetti Western”の分類に括られるケースが多いようです。
 僕は『荒野の棺桶』のG.リガウドが一番好きかな。
 それと想い出の作品『必殺の用心棒』は作品の冒頭で命を奪われますが、その死が“Sugar Colt”の心を動かしたんですよね。主人公ガンマンは初め叔父の調査依頼を拒みますが、悪党に撃ち殺される叔父の敵討ちと言わんばかりに悪党の巣窟の町へ向かいました。
 珍しく悪の黒幕を演じた『脱獄の用心棒』も結構好きな作品です。
  

 ■ ジョージ・リガウド in Macaroni Westerns ■

 Una Bara Per Lo Sceriffo 荒野の棺桶 1965
 La Grande Notte Di Ringo 夕陽の墓場 1966
 Sette Pistole Per I MacGregor 禿鷹のえさ 1966
 Una Donna Per Ringo リンゴの女 1966
 Las Siete Magnificas (Donne Alla Frontiera) - 1966
 The Texican テキサス群盗団 1966
 Sette Donne Per I MacGregor 殴り込み兄弟 1967
 Sugar Colt 必殺の用心棒 1967
 Quel Caldo Maledetto Giorno Di Fuoco 脱獄の用心棒 1968
 Guns Of The Magnificent Seven 新・荒野の七人/馬上の決闘 1969
 Vivi O, Preferibilmente, Morti 荒野の大活劇 1969
 Quei Disperati Che Puzzano Di Sudore E Di Morte
                        この盗賊どもからは、埃と死の匂いが立ちのぼる 1969
 Uomo Avvisato Mezzo Ammazzato...Parola Di Spirito Santo 彼の名は精霊 1971
 A Town Called Hell 荒野のライフル 1971
 Amico, Stammi Lontano Almeno Un Palmo 新・さすらいの用心棒 1972
 El karate, El Colt Y El Impostor 真・西部ドラゴン伝 1974
 Fantasma En El Oeste (Whisky E Fantasmi) バラと酒と亡霊と 1976
 Cipolla Colt オニオン流れ者 1976

 
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 ▲ Una Bara Per Lo Sceriffo (A left person)
  ■主人公(A.ステファン)の知人。その身を心配しながらも協力を惜しまない。

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 ▲ La Grande Notte Di Ringo (Jorge Rigaud名義)
  ■ 駅馬車強盗犯の一人。発覚を恐れた黒幕の放った刺客に命を奪われる。

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 ▲ Sette Pistole Per I MacGregor
  ■物語の核、マクレガー家の大黒柱の一人。

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 ▲ Sugar Colt
  ■ 主人公(H.パワーズ)の叔父....冒頭、事件の調査を依頼するが悪党に命を奪われる。

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 ▲ Quel Caldo Maledetto Giorno Di Fuoco
  ■ 再び家族の元に戻った主人公....悪党から無実の人を救うため銃を手に取る。

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 ▲ Guns Of The Magnificent Seven
  ■ 圧政に苦しむ村の住民....荒野の七人を慕う少年の父親役。
 
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 ▲ Quel Caldo Maledetto Giorno Di Fuoco
  ■ 銀行家の富豪。じゃじゃ馬娘が悩みの種だが主人公コンビの一人と恋に落ち、悩みも解決か...。

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 ▲ Amico, Stammi Lontano Almeno Un Palmo (A right person)
  ■中盤、主人公コンビ(G.ジェンマ&G.イーストマン)に馬車を奪われる牧師。

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 ▲ El karate, El Colt Y El Impostor  ↑ france title
  ■隠された財産の鍵を握る女(F.ベヌッシ)の亭主役.....年の差カップル。


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