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男優 85 Frank Wolff 

 1928年05月11日 アメリカ/カリフォルニア州サンフランシスコ出身 - 1971年12月12日

 僕が20歳の頃でしょうか...ビデオ・デッキを買いました。
 あの時代は今と違ってテレビは24時間放送ではなく、深夜1時半頃で終わりでした。たまに深夜の時間帯に映画が放映されて、その映画終了とともにテレビの放送も終わるんですよ。

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 当時は今と違って映像など夢のまた夢...レコードを聴きながら解説文を眺めるのがマカロニLifeだった。
 初めて買ったレコードが上の画像の編集LPレコード、その中の解説文に『暁の用心棒』の写真が掲載されていました(写真右側)。この写真を見るたびに後ろ姿の男が気になって、「こいつ....誰なんだろう?」でした。

 ある日、新聞のテレビ欄に(深夜の時間帯)『暁の用心棒』の文字が...心が躍った。
 そして買ったばかりのビデオ・デッキに録画です。
 僕の最初のビデオ録画がこの『暁の用心棒』となったワケです。

 それと、あの“後ろ姿”の男の正体もようやく判明...苦節5、6年でしょうか(笑)

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 ▲ 『暁の用心棒』から
 
 英語版Wikipediaにフランク・ウォルフの足跡が記されます。

 Frank attended UCLA, where he studied acting and stagecraft, wrote and directed plays and befriended another actor/director, Monte Hellman.

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校で学んでいたこと、若い頃より演技に興味があったのか演出技法などを専攻していたような記述が見受けられますが...僕の訳は全然駄目っぽ。
 ただモンテ・ヘルマンの名があるので凄いな~と思った次第です。

 IMDbサイトでは1957年のテレビ作品から足跡を刻み始めています。
 アメリカ時代はテレビ作品が多かったようで、そのことは先の英語版Wikipediaにも記され、1959年の『アンタッチャブル』や1960年の『ローハイド』など日本でもお馴染みの作品にも出演されています。
 この時代の映画出演作品では『蜂女の恐怖』(蜂女の実験室)が有名でしょうか。
 ロジャー・コーマン(低予算映画をもっぱらとする映画プロデューサー/映画監督)監督のB級ホラーの傑作とも言われていますが、さすがに今観ると陳腐な印象が拭えません。でも悪くはないです。

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 ▲ 『蜂女の恐怖』DVD (The Wasp Woman 1959・米)
 
 1960年頃、その理由は不明ですがヨーロッパへ渡ります。
 最初は単なる長旅、或いは俳優としての武者修行だったのでしょう。ところが上で紹介した作品で付き合いのあったロジャー・コーマン監督の勧めでヨーロッパに留まりこの地で俳優業を続けていきます。
 1962年、イタリア映画『シシリーの黒い霧』で主演の座を射止め、注目が集まります。こ作品は社会派ドラマとも言われ、日本でもDVD]映像の媒体がリリースされていますが僕は未見です。

 『アメリカ・アメリカ』 (America, America 1963・米) 劇場公開
 『王冠を狙う男』 (The Man In A Looking Glass 1965年・英) TV放映
 『戦場はどこだ!』 (Situation Hopeless... But Not Serious 1965・英/米) 劇場公開

 この時代の邦題の付く作品を3本掲げましたが、どれも観たことがありません。

 1966年、遂にマカロニ・ウエスタン映画に出演(『無宿のプロガンマン』)となります (^○^)
 かつて盗賊団の親玉だった男が、その過去を悔い、その過去を隠し、姪と一緒に乾いた荒野の地で静かに暮らす。しかし、町の空気はそれを許さず勢力同士の争いに巻き込んでいく。A.ステファン演じる主人公と共に戦いの場へと向かった男は、最後にその命を落とすと言う悲しい役どころでした。
 この作品以降、物語と深く関わる重厚な役どころでその姿を僕らの中に強く印象付けていきます。

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 写真左から、
 『無宿のプロガンマン』EP (Pochi Dollari Per Django 1966・伊/西)
 『暁の用心棒』EP (Un Dollaro Tra I Denti 1967・伊/米)
 『ウエスタン』EP (C'era Una Volta Il West 1968・伊/米)

 IMDbサイトではその生涯に71の映画/テレビ作品に彼の足跡を記している。
 マカロニ・ウエスタン以外の作品でも基本的に重要な役どころを演じ、個性派&演技派としてその存在を確かなものとして、イタリア/ヨーロッパ映画界で活躍を続けています。

 それだけに日本でも映像媒体を通して、フランク・ウォルフが出演された作品は結構な数を観ることが可能だ。
 
 ここで段ボール箱をガサガサっと探してみると ↓ です。

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 写真左から、
 『女性上位時代』DVD (La Matriarca 1968・伊)
 『冷酷なる瞳』DVD (Gli Occhi Freddi Della Paura 1971・伊/西)
 『ミラノカリブロ 9』DVD (Milano calibro 9 1972・伊)

 『女性上位時代』は若い未亡人が性に目覚め、様々な男と逢瀬を楽しむ軽いタッチのお洒落なエロティック・コメディ映画です。フランク・ウォルフは歯医者の役で、その未亡人に誘惑されます。それにしてもカトリーヌ・スパークは魅力的だわな。姉のアニエス・スパークはマカロニ・ウエスタンに出演してるのに...と恨み節が出ますね。『冷酷なる瞳』はエンツォ・G・カステラーリ監督によるサスペンス映画。組織犯罪の罪を一人で被らされて何年も服役させられた男が恨みを晴らすため、判事の殺害を企てる復讐劇です。フランク・ウォルフが復讐に燃える男を演じます。『ミラノカリブロ 9』は“イタリアB級アクション黄金BOX”の中の一枚。フェルナンド・ディ・レオ監督の初期の代表作と言われておりますね。箱の中身は『ザ・シシリアン/復讐の挽歌』、『「ザ・ボス 暗黒街の標的』、『皆殺しハンター』の4作品が収録されております。

 次に音の鳴る円盤からフランク・ウォルフの出演作品を見てみましょう。
 結構、エンニオ・モリコーネがスコアを書かれた作品への出演も多いようですね。

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 写真左から、
 『Eat It』CD (1968・伊)
 『女にしっぽがあったころ』CD (Quando Le Donne Avevano La Coda 1970・伊)
 『わが青春のフロレンス』CD (Metello 1970・伊) 
 
 映画そのものは未見です。
 巨匠E.モリコーネ先生の書かれた音を楽しむだけです。真ん中の画像は国内盤ですが、続編の『女がしっぽをなくしたころ』とのカップリング盤の海外盤もあります。その作品『女がしっぽをなくしたころ』がフランク・ウォルフの最後の出演作品になるとか...。E.モリコーネ先生だけでなく、ブルーノ・ニコライも絡んでおります。

 さらに円盤をもう3枚紹介です。
 
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 写真左から、
 『熱砂の戦車軍団』CD (La Battaglia Del Deserto 1969・伊/仏)
 『特攻大戦線』CD (Corbari 1970・伊)
 『La Morte Cammina Con I Tacchi Alti』CD (1971・伊/西)

 左の円盤はブルーノ・ニコライのスコアですね。砂塵を進む怒涛の戦車に対抗するのは、これまた怒涛のニコライ節であります。しかも出演陣が凄い。『傷だらけの用心棒』のロベルト・オッセンに、『荒野の無頼漢』のジョージ・ヒルトン、そして『荒野の1ドル銀貨』のアイダ・ガリことイヴリン・スチュワートです。一時期は狂ったようにこの円盤を聴いておりました。
 『特攻大作戦』はジュリアーノ・ジェンマ主演の作品で共演にティナ・オーモンですね。スコアはベネデット・ギリアが書いておりますが、この円盤も好きであります。『La Morte Cammina Con I Tacchi Alti』はステルヴィオ・チプリアーニのスコアですが、この作品は未見です。音はと言うとS.チプリアーニですから良いに決まってるじゃないですかっ!先生の作品群の中でも上位に位置するのは間違いなしでしょうか。

 フランク・ウォルフのマカロニ・ウエスタン映画をリストアップです。
 最初の作品が1966年の『無宿のプロガンマン』とすると、彼が亡くなるのが1971年ですから、実質5年間のマカロニ・ウエスタンLifeとなりますね。出演本数10本が妥当か、少ないのか...いやいや、質を考えればやっぱり足跡の大きさは立派です。
 善役もありますが、やっぱり一癖も二癖も持ち合わす個性的な役どころがお似合いですね。悪を演じても単なる悪人では持ち味は発揮されず、最後の最後になって主人公を裏切るなんて言う役はお手の物ではないでしょうか。
 個人的には思い出深い『暁の用心棒』が一番です。
 今しがた持ち味が発揮されないと書いたばかりなのに、この作品では単純な悪役を演じました。人によっては『ウエスタン』と言う人もいれば、『殺しが静かにやって来る』と言う人もいるでしょう。僕は結構、コメディ色の強い『狙い撃ち』なんかも好きな作品の一本であります。

 1971年12月、イタリア/ローマのヒルトン・ホテルで自ら命を絶ちました。
 その原因については諸説あるようですが、妻との別れも要因の一つなんでしょうか。


 ■ フランク・ウォルフ in Macaroni Westerns ■

 Pochi Dollari Per Django 無宿のプロガンマン 1966
 Il Tempo Degli Avvoltoi 拳銃無宿のバラード 1967
 Un Dollaro Tra I Denti 暁の用心棒 1967
 Ringo, Il Volto Della Vendetta 荒野のプロファイター 1967
 Dio Perdona...Io No! 神は許せど、俺は許さず 1967
 Vado, Vedo E Sparo 狙い撃ち 1968
 Il Grande Silenzio 殺しが静かにやってくる 1968
 C'era Una Volta Il West ウエスタン 1968
 Ammazzali Tutti E Torna Solo 七人の特命隊 1968
 Sono Sartana, Il Vostro Becchino 俺はサルタナ、お前たちの墓掘り人だ 1969


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 ▲ Pochi Dollari Per Django
  ■ 盗賊の親玉の過去を隠し、姪と静かに暮らす男...ラストで悪人どもと戦い命を落とす

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 ▲ Ringo, Il Volto Della Vendetta
  ■ 賭博師。隠された財宝を求め主人公に同行するも、途中で裏切り最後は自滅する

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 ▲ Vado, Vedo E Sparo
  ■ 金塊を奪取すべく仲間と行動する主人公の一人。牧師や軍人に扮し悪戦苦闘するも...。

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 ▲ C'era Una Volta Il West
  ■ 新しき風が吹く西部...自らの夢の実現を...しかし、志し半ばで悪党に命を奪われる

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 ▲ Ammazzali Tutti E Torna Solo
  ■ 主人公(C.コナーズ)を抱き込んで軍資金の一人占めを画策する軍の将校

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 ▲ Sono Sartana, Il Vostro Becchino
  ■ 主人公(サルタナ)の旧友。濡れ衣を浴びた主人公と共に事件の闇を暴く。


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