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男優 59 Eli Wallch 

 1915年12月7日  アメリカ / ニューヨーク州ブルックリン出身 -

 僕が初めて出会ったマカロニ・ウエスタン映画が『続・夕陽のガンマン』だった。
 (マカロニ・ウエスタンと言う言葉自体は知らなかったが...)
 この作品で頭を殴られたような衝撃を覚え、数日後に隣の家の方がカセットテープに録音してくれたマカロニ・ウエスタンの音楽集(レコードから録音してくれた物)に再び魅了された。以後、マカロニ・ウエスタン=西部劇に少年時代の僕の心が踊らされた。

 その作品でClint Eastwood、Lee Van Cleefと共に主演を演じたのがイーライ・ウォラックでした。
 少年の心にイーストウッド演じる“善玉”はカッコ良く映ったが、この作品をより一層深みのある娯楽作品にしているのは“卑劣漢”トゥーコを演じたウォラックでした。逆に言えば、ウォラック演じる“卑劣漢”がいなかったら、この作品は名作としての評価を得ることが出来たか疑わしいとも思っている。

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 ▲ 卑劣漢トゥーコ

 イーライ・ウォラックはニューヨーク市ブルックリンの東欧ユダヤ系の家庭に生まれます。
 15歳で初舞台を踏み、その後テレビ作品への出演が続きます。大学卒業後はネバーフット・プレイハウスで本格的に演技の勉強を行い、1956年の『ベビイドール / Baby Doll』と言う作品で映画デビューを果たします。
 1960年、西部劇の名作『荒野の七人』で悪役を演じ、その名を世界に広める。
 この60年代に多くの名作映画に出演を続け、俳優としての地位を固めていきます。下の画像はネットから借用したものだが、60年代のウォラックの出演作品から選んだポスターです。

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 写真左から、
 『荒馬と女』Poster (The Misfits 1961・米)
 『西部開拓史』Poster (How the West Was Won 1962・米)
 『おしゃれ泥棒』Poster (How to Steal a Million 1966・米)

 順序は逆になりますが、やはりウォラックと言えば『荒野の七人』になるんでしょうか...。
 僕なんかは正直、この映画で悪役を演じていたのがウォラックと知ったのは後年でして、お茶の間劇場でこの作品を観ていたときは(TVで何度も放映されていた)ユル・ブリンナーやスティーブ・マックイーンに憧れていました。
 黒沢明監督の『七人の侍』の世界観を西部劇に取り入れたリメイク版は、日本でも大いに流行ったものです。
 特に7人のガンマンたちが馬に乗って横一列に並ぶ姿は有名で、僕はジクゾーパズルを買って組み立てたこともあります。当然、BGMは『荒野の七人』...ではなく、マカロニ・ウエスタンでした。

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 ▲ 『荒野の七人』 DVDと国内盤EP

 1966年、イーライ・ウォラックはセルジオ・レオーネ監督に呼ばれてイタリアに渡ります。
 マカロニ・ウエスタンの名作『続・夕陽のガンマン』への出演でした。このマカロニ・ウエスタン映画には合計4本の作品にその名を残しています。

 映画の世界でその名を高めたウォラックですが、アメリカではテレビ作品にも出演を続けます。
 1967年には『Poppies Are Also Flowers』と言う作品でエミー賞助演男優賞を受賞するなど活躍の場はますます広がりを見せたようですね。
 性格俳優の一人としてその地位はアメリカ映画界でも貴重と思われ、1970年代以降も多くの名作/傑作映画でその姿をスクリーン上に映し出しておられます。
 IMDbサイトでは165本の映画・テレビ作品に足跡を伝えまている(2010年現在)。

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 写真左から、
 『ザ・ディープ』DVD (The Deep 1977・米)
 『ゴッドファーザー PART3』DVD (The Godfather Part3 1990・米)
 『ミスティック・リバー』DVD (Mystic River 2003・米/濠)

 近年の若い世代には2006年の映画『ホリデイ』での好演でその名が知られているようですね。
 欧米で話題の「ホーム・エクスチェンジ」...旅行形態の一種。旅行日時が一致かつ住まいと訪問先が相互関係にある旅行者同士で、お互いの家を旅行期間中だけ交換し、旅行中の宿泊先にするという仕組み...を題材にしたラブコメディだそうです。
 もともとハリウッド映画には触手が動かない僕でして、しかも“Love Comedy”...苦手な分野です・
 しかし、この作品でのイーライ・ウォラックの演技が今の若い世代の映画ファンに好評だと聞き、僕も映像媒体(DVD)と序でに音盤の円盤(サントラ盤)を買ってみました。
 音の方は綺麗なメロディで悪くはありませんが、作品の方は僕には...です。でも、イーライ・ウォラックは存在感を感じさせる演技で齢90にもなる彼の元気な姿が見られて嬉しかった。

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 ▲ 『ホリデイ』国内盤DVD(左) アメリカ盤サントラCD(右)


 イーライ・ウォラックのマカロニ・ウエスタン作品への出演は4本です。
 やっぱり『続・夕陽のガンマン』がずば抜けて光るのは致し方なしか...どこか憎めない“卑劣漢”が役どころとなりますが、腐れ縁のクリント・イーストウッド演じる“善玉”が今一つ人間的魅力に欠ける分、ウォラック演じる“卑劣漢”トゥーコの喜怒哀楽あふれる姿が印象的でした。
 特にラストシーンでの墓場は優れものだ。
 エンニオ・モリコーネの素晴らしいスコアをバックに、墓場を走るシーンは詩情の世界でもあった。

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 ▲ 『続・夕陽のガンマン』から

 何度も何度も繰り返し観てきた『続・夕陽のガンマン』と他の3作品を比べてはいけません。
 異色作は『ザ・サムライ/荒野の珍道中』でしょうか。
 マカロニ・ウエスタンの人気俳優ジュリアーノ・ジェンマやトーマス・ミリアンと共演したコメディ物のマカロニ西部劇ですが、T.ミリアンがあまりにも強烈過ぎるのでE.ウォラックがまともに見えるから不思議です。 


 ■ イーライ・ウォラック in Macaroni Westerns ■

 Il Buono, Il Brutto, Il Cattivo 続・夕陽のガンマン 1966

 I Quattro Dell'Ave Maria 荒野の三悪党 1968

 i Viva La Muerte...Tua ! 新・脱獄の用心棒 1971

 Il Bianco, Il Giallo, Il Nero ザ・サムライ/荒野の珍道中 1975


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 ▲ Il Buono, Il Brutto, Il Cattivo

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 ▲ I Quattro Dell'Ave Maria

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 ▲ i Viva La Muerte...Tua !

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 ▲ Il Bianco, Il Giallo, Il Nero

 
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